話合い活動のよさを生かした 学級活動内容(2)の授業を提案します。

2 研究の実際

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(4)  「話合い活動」の事前、事後等の一連の活動における指導の工夫

  エ 問題を解決し,自分を生かそうとする事後の指導の工夫

【中学校】

  めあてを実践する場面を意識させ、実践への意欲をもたせる。
    実践期間中には、毎日、朝の会等で、自分が決めためあてを確認させる時間を取ります。このとき、どのような場面でそのめあてを実践しなければいけないかを意識させるようにします。生徒の実践するめあての内容がより具体的になったり、実践する上で難しく変更しなければならなかったりする場合には、この段階でめあてを変更し、変更しためあてに沿って実践する場面を意識させておきます。教師はめあての変更があった場合にはきちんと確認しておきます。


  今日の実践を振り返り、達成度を記入する。
   帰りの会等を利用して5分程度時間を取って、生徒に実践に対する振り返りを行わせます。教師は、その日の生徒の振り返りに必ず目を通します。生徒には実践活動の初めには、教師が必ず目を通していることを伝え、実践を通して自分がどんなことを感じたのかを書くように話をします。
   
   
 
 
@ 朝の会等で、自分が決めためあてを確認させる。めあてを変更する場合には、教師が確認し、きちんと変更した内容を記入させる。
   
 
 
A  今日の実践を振り返り、今日の達成度をA(できた)〜D(できなかった)の4段階の評価であてはまるものに○をつけさせ、自己評価をさせます。
   
 
 
B  実践活動の最後には、自分の実践に対して、課題や向上した点について振り返らせ、記述させます。
 
     
   よい振り返りを全体に紹介する。
   教師は毎日の振り返りを確認します。振り返りカードの中によい振り返りの記述がある場合には、掲示しているめあての横に振り返りの記述の例として紹介します。よいコメントを貼って紹介すると、それらを参考にしながら振り返り、振り返りカードに記述ができるようになります。
   
  ペア活動で振り返りを聞き合う。
   学級会ノートの柱にあった意見の記述と同様に、今日の自分はめあてを意識して取り組むことができていたかどうかについて、一人で考えさせてもなかなか思うように記述できない生徒もいます。そこで、実践期間中の途中や最後では、事前活動と同様にペアをつくり、互いの実践についてオープンクエスチョンで聞き合う活動を行わせることで自分の実践について振り返りをさせます。
 
○話すテーマ
@ あなたのめあては?
A 何がうまくいってる?
B 何がうまくいっていない?
C だから何をすべき?
D 1〜4まで話してみて感じたことは?
○振り返りカードに記入
 話したことを基に振り返りカードに記入しよう
 
【振り返り活動におけるペア活動の様子】
       【振り返り活動における聞き方の例】

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