話合い活動のよさを生かした学級活動内容(2)の授業を提案します。

2 研究の実際

サイトマップ トップページ

(4)  「話合い活動」の事前、事後等の一連の活動における指導の工夫

 ウ 自己決定を促すことができる話合い活動の工夫

【小・中学校共通】

 児童生徒の実践意欲の高まり方を考え、話合いの順序を次のように設定することにしました。
話合いの柱の工夫
 話合いの柱を1、2、3の3つとし、話合いの順序をパターン化します。それにより、どの学級でも、学級活動内容(2)における話合いが、スムーズに進行されるのではないかと考えました。次のことに留意して3つの柱を考えました。
柱1 自分や学級の様子を振り返る
  問題に対する自分や学級の実態を振り返るための話合いです。
柱2 必要性を考える
  問題の解決の必要性を考える話合いです。
柱3 解決方法を考える
  問題の解決方法について考える話合いです。
各柱をつなぐ教師の話
 児童生徒に対し、問題についての学級の実態を振り返らせたり、実践への意欲付けをしたりすることについては、教師が指導し、方向性を示すことが大切だと考え、各柱の前に教師の話を位置付けています。
 話合いを始める前の先生の話では
 児童生徒の問題における実態を想起させ、話合いへの意欲をもたせるような話をします。
 柱2に向けての先生の話では
 問題を解決することの必要性を児童生徒が感じることができるような話をします。 
 柱3に向けての先生の話では
 柱2の意見を基に、問題を解決させることの必要性を確かめ、自分に合った具体的なめあてを発表し合うよう意欲付けをします。
自己決定に向けての先生の話では
 柱1と柱3の話合いを想起させ、自分に合った、具体的なめあてを考えることができるように話をします。

図1 話合いの順序

Copyright(C) 2012 SAGA Prefectural Education Center. All Rights Reserved.