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〈本時の実践例〉 8/15

 
(1) 目標 
 ○ えっちゃんが大男に立ち向かう場面(五の場面後半)を読み、えっちゃんの様子や気持ちをえっちゃんの行動を基に想像することができる。
(2) 指導の実際  
学習活動
指導・支援
1 前時の学習を想起し、本時のめあてをつかむ。

えっちゃんが大男に立ち向かう場面の音読のくふうを考えよう。


2   えっちゃんの様子に気を付けながら音読する。

               名前を見てちょうだい写真1

              《 音読の様子 》

○ 前時の振り返りを紹介し、本時のめあてを板書して確認させる。



○ 本時の場面を、読みのめあて「えっちゃんのせりふを工夫して音読しよう」を意識して読むようにさせる。
○ 一斉に音読させた後、指名して音読させる。

 
3 音読劇に生かせるように、音読の工夫について話し合う。
            
【予想される音読の工夫】
  ・ 「           」読み
(ワークシートに記入する)
えっちゃんはおこっているから、強い言い方にして読んでおこった気持ちを表す。
返してほしいと思っているから、えっちゃんになりきって、気持ちが伝わるように読む。
えっちゃんは頑張って勇気を出しているから、その気持ちを身振りを付けて表す。

【着目させたい叙述】
・けれども、えっちゃんはかえりませんでした。
・むねをはって、大男をきりりと見上げて〜
・湯気がもうもうと〜
・ぐわあんと大きく〜
・また、ぐわあんと大きく〜
・大男と同じ大きさに〜
・たたみにような手のひらをまっすぐのばして〜


○ 「あたしは帰らないわ。だって〜」「食べるなら食べなさい。あたし〜」をどのように工夫して読むかについて話し合う。
○ @〜Bの過程で音読の工夫について考えさせながら、工夫の基となった叙述やそこから分かるえっちゃんの気持ちを話し合わせるようにする。

@ 自分の考えをもつ。
→えっちゃんの行動に線を引かせ、そこから分かる様子や気持ちを書き込ませる。
→音読の工夫を各自考えさせ(「    」読み)、実際に声に出して読ませる。

Aペアで伝え合う 。
→二人組で向かい合わせ、自分が工夫したところが分かるように音読させ、工夫した理由を伝え合わせる。

B学級全体で話し合う。
→話し合いの中で出された読み方を板書しながら、理由になる叙述の部分に線を引き、児童から出された@やAの内容を書き込んでいく。


名前を見てちょうだい写真2
     《 交流した読みを板書している様子 》

4 「あたしのぼうしをかえしなさい。」に続くえっちゃんの言葉を吹き出しに書く。



















5 えっちゃんになりきり、今日の学習のまとめとして仕上げの音読をする。

6 本時の学習を振り返り、次時の学習の見通しをもつ。
○ 話し合ったことを基に、えっちゃんの気持ちを想像してワークシートに書かせる。
名前を見てちょうだい3
      《 ワークシートに記述している様子》
【評価】
イ−1  叙述を根拠にして、えっちゃんの母親や
      帽子に対する強い思いを吹き出しに書い
      ている。
       [ワークシートの記述]

○ 吹き出しに書いたことで想像が広がったえっちゃんの気持ちを考えながら会話文の音読をするように促す。 

○ ワークシートの自己評価欄に記入させ、次時は教材文全体の音読練習をすることを確認する。
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