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数学的活動を取り入れた授業モデル

単元「図形の性質と証明」の小単元「平行線と面積」(2時間)における数学的活動を取り入れた授業モデルです。

下の授業展開案を授業にご活用ください。

 

単元 図形の性質と証明 (啓林館)   

 2 四角形

  【・4・ 平行線と面積】   全2時間

 

1/2

ねらい

・ 平行線の性質を使って、底辺が共通な三角形について考察しようとする。

・ 平行線の性質を基に、底辺が共通な三角形について考察することができる。

段階
学習活動【数学的活動を通した指導のポイント
つかむ
・三角形の面積の公式や1年時の平行線の距離について復習する。
・本時の課題「面積が等しい理由を考えよう」を知る。
☆考えてみよう
  △PABと△QABの面積を比べてみましょう。

 

見通す
■数学的活動 〔成り立つ事柄を予想する活動〕
・△PABと△QABの面積を比べて、どちらが大きいか小さいかそれとも等しい
  か予想しよう。
練り合う
■数学的活動 〔観察、操作などの具体的な活動〕
・△PABと△QABの面積を求める。
・△PABと△QABの面積が等しい理由を考察する。
■数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
・面積が等しくなる理由をグループに説明する。
・グループで考察したことを全体で発表する。
深める
■数学的活動 〔発展的に考える活動〕
・教科書113ページの問1を考える。
・2つの直線が平行であることを証明するためには、四角形が平行四辺形であ
  ることに気付く。
まとめる
■数学的活動 〔自分が行った活動を振り返る活動〕
・底辺が共通な三角形についてまとめる。

2/2

ねらい

・ 平行線と面積の関係を用いることによって、面積が等しい三角形を見付けようとする。

・ 平行線と面積の関係を用いることによって、面積が等しい三角形を見付けることが
    できる。

段階
学習活動【数学的活動を通した指導のポイント
つかむ
・底辺が共通な三角形についての復習を行う。
・本時の課題「面積を変えないで、図形の形を変える方法を考えよう」を知る。
・教科書114ページの例題1を考える。
 
 
 
見通す
■数学的活動 〔成り立つ事柄を予想する活動〕
・△ABEの面積が四角形ABCDの面積と等しくなるような点Eを予想する。
練り合う
■数学的活動 〔観察、操作などの具体的な活動〕
・四角形ABCD=△ABEから成り立つことを考える。
・四角形ABCDと△ABEは共通な図形△ABCとどの図形をあわせた面積にな
  っているかを考える。
■数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
・△ACE=△ACDから成り立つことを考察し、どのような点Eを取ればよいかに
  ついてグループ内で説明を行う。
・グループで考察したことを全体で発表する。
深める
■数学的活動 〔発展的に考える活動〕
・台形の面積の公式を求める課題(教科書の問3)を考える。
・教科書の練習問題を考える。
■数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
・三角形の面積が等しい理由を、グループ内で根拠に基づいて説明する。
・グループで考察したことを全体で発表する。
まとめる
■数学的活動 〔自分が行った活動を振り返る活動〕
・底辺が共通な三角形についてまとめる。
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最終更新日: 2010-02-24