基礎的・基本的な知識・技能の習得と数学的な思考力・判断力・表現力の育成を目指します!

数学的活動を取り入れた授業モデル 

   

単元「図形の調べ方」の小単元「三角形の合同」(3時間)における数学的活動を取り入れた授業モデルです。

 2/3時間目の展開の詳細がご覧になれます。

下の表中から指導案、ワークシートにリンクを設定していますのでご活用ください。

 

単元 図形の調べ方 (啓林館)   

 1 平行と合同

  【・3・ 三角形の合同】   全3時間

 

1/3

ねらい

・ 合同な図形の特徴を見出そうとしている。

・ 合同な図形の性質について理解する。

段階
学習活動【数学的活動を通した指導のポイント
つかむ
・2つの図形がぴったり重なるとき、2つの図形は合同であるということを確認する。
・本時の課題「合同な図形の性質を調べよう」を知る。
 
 
 
見通す
■数学的活動 〔成り立つ事柄を予想する活動〕
・2つの図形が合同であるとき、対応する辺や角の大きさはそれぞれどのようになるかを予想する。
練り合う
■数学的活動 〔観察、操作などの具体的な活動〕
・画用紙で作った三角形を平行に動かしたり、裏返すことによって合同である場合の対応する辺や角の大きさがそれぞれどのようになるかを考える。
■数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
・合同である場合の対応する辺や角の大きさがそれぞれどのようになるかを発表する。
深める
■数学的活動 〔発展的に考える活動〕
・1組の合同な四角形ABCDと四角形EFGHについて、辺AB、辺FG、∠C、∠Hの大きさを与えて、合同な図形の性質を使って辺EF、辺BC、∠G、∠Dの大きさを求める。
まとめる
■数学的活動 〔自分が行った活動を振り返る活動〕
・合同な図形の性質や、記号≡を使った合同の表し方を確認する。

2/3

ねらい

・ 三角形の合同条件を見いだすことができる。

・ 三角形の合同条件を用いて、合同な三角形の組に分けることができる。

段階
学習活動【数学的活動を通した指導のポイント
つかむ
・合同な図形の性質について復習する。
・本時の課題「2つの三角形で、対応する辺3組、対応する角3組のうち、少なくとも何が等しいことがいえれば2つの三角形は合同であるといえるか考えよう」を知る。
 

見通す
■数学的活動 〔成り立つ事柄を予想する活動〕
・1つの辺と、あと何が分かれば合同であることがいえるかを考える。
練り合う
■数学的活動 〔観察、操作などの具体的な活動〕
・学習プリントの△ABCと合同な三角形を作図することにより、辺BC以外に何が分かれば合同であることがいえるかを考える。活動の様子
■数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
・自分の考えをグループの人に伝える。活動の様子
深める
■数学的活動 〔発展的に考える活動〕
・問題に挑戦する。(教科書84ページの問4)活動の様子
まとめる
■数学的活動 〔自分が行った活動を振り返る活動〕
・三角形の合同条件をまとめる。

3/3

ねらい

・ 2つの三角形が合同かどうかを、合同条件を用いて見いだそうとしている。

・ 2つの三角形が合同かどうかを、合同条件を用いて考察することができる。

段階
学習活動【数学的活動を通した指導のポイント
つかむ
・三角形の合同条件を復習する。
・本時の課題「合同条件を使って、2つの三角形が合同であることを示そう」を知る。
 
 
 
見通す
■数学的活動 〔成り立つ事柄を予想する活動〕
・教科書84ページ問5で、あらかじめ等しい辺や角を確認し、あと何が分かればどの合同条件が使えるかを考える。
練り合う
■数学的活動 〔観察、操作などの具体的な活動〕
・辺や角が等しいことの理由を明確にして示す。
■数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
・合同条件と、なぜその合同条件が使えるのか根拠を明確にしてグループで伝え合う。
深める
■数学的活動 〔発展的に考える活動〕
・これまでの考え方を利用して教科書85ページの練習問題1を解く。
まとめる
■数学的活動 〔自分が行った活動を振り返る活動〕
・合同条件を用いて、2つの三角形が合同であることをいうための方法を確認する。

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最終更新日: 2010-03-02