これからの国語科学習指導について提案します!!

(1) 指導目標
 比喩、反復などの技法を用いて詩を書くことができる。
(2) 指導の実際  
学習活動
指導・支援
1 本時の学習のめあてを確認する。

○ 短詩の本文を紹介し、たとえの言葉をヒントに題名
  を想像させる。創作への意欲や出来上がりのイメージ
  をもたせて、野菜や果物を題材に、比喩表現を用いな
  がら詩を創作することを確認する。
2  詩「みかん」を例に、メモの書き方や詩の表現の仕方を
    考える。
 (1) みかんを例に、形や色などの特徴や、特徴からイメー
   ジするものを言葉で表現してメモに書く。

 (2) メモに集めた言葉を使って、詩を創作する方法を考え
    る。

○ みかんの実物を用意し、色や形ばかりでなく、にお
  いや感触、皮をむいた形とひとふさの形など、様々な
  視点から比喩表現を考えさせ、発見メモに書かせる。










○ 草野心平作「みかん」を例に、詩の基本的な特徴であ
 る改行形式、繰り返しのリズム、比喩表現などの詩の
  表現を押さえる。

3 発見メモに言葉を集め、短詩を創作する。
 (1) 持参した野菜や果物の特徴や、特徴からイメージ
   するものを言葉で表現してメモに書く。

 (2) メモの中から、短詩に生かしたい表現を選ぶ。
 (3) 言葉を吟味しながら、比喩表現を生かして短詩を創
    作する。
○  「みかん」の発見メモを参考にさせながら、野菜や
  果物の特徴をよく見て、たとえの表現を発見メモに
  書かせる。
形、色、におい、中身、さわった感じ、実が
  なっている状態、味などの視点を示して特徴をよく見つ
  めさせ、想像を広げて言葉で表現させる。



○ メモの中から、短詩に生かしたい表現を選ばせ、「みか
  ん」で押さえた比喩表現、繰り返しのリズム、改行など
  を生かして、表現を工夫させる。
4 創作した短詩を鑑賞する。
 (1) ペアで詩の感想を交流する。

  (2)  全体でみんなの詩を鑑賞する。


○ ペアで伝え合い、比喩表現のよさや音読表現のよさに
  ついて感想を交流させる。






○ 友達の詩が何を喩えて表現しているのか題名を考えさ
  せたり、表現のよさを鑑賞させたりする。


5 短詩を作って学習をしたことをまとめ、詩を作った感想
  を述べ合う。
○ 学習のまとめをするとともに、比喩表現が様々であるこ
  とに気付かせ、表現のおもしろさを味わわせる。
単元計画に戻る

Copyright(C) 2009 SAGA Prefectural Education Center. All Rights Reserved.
最終更新日: 2009-12-22