•  小学校5年生の調査結果
クラスの雰囲気について(グラフ1、2の結果から)

 居心地のよいクラスとして、リレーションでは「笑い声のあるクラス」をあげた児童が半数以上を占め、最も多くなっています。
 また、「だれとでも気軽に話せるクラス」を求める児童も4割程度います。このことは、中学生と共通しています。
 ルールに関する面では、「誰かが悲しむことのないクラス」が5割以上を占め最も多く、このことは、他の学年と共通しています。



友達との関係について(グラフ3、4の結果から)

 友達に望んでいることに関しては、「『遊ぼう』と声をかけてくれる」「困っているときに助けてくれる」と回答した児童が半数を超え、低学年
と共通しています。
 また、安心できる友達としては、「約束や秘密を守ってくれる」という回答が多く、低学年や中学生と共通しています。「自分のことを分かっ
てくれる人」という回答も5割を超え、低学年に比べ増えています。
 自由記述では、友達にされて嫌なこととして、「無視される」「悪口を言われると」という回答が大多数で、居心地のよいクラスとして望む回
答と同様、侵害されないことを望む様子がうかがえます。



自己存在感について(グラフ5、6の結果から)

  クラスにいてよかったと思うときは、「友達と一緒に遊ぶとき」と回答した児童が6割を超え、最も多くなっています。このことは、他の学年
とも共通しています。また、クラスにいて認められている、役に立っていると思うときは、「友達から『ありがとう』と言われたとき」「友達から
『すごいね』『がんばったね』などと言われたとき」が4割〜5割を占め、友達からの言葉掛けが大切な条件であることがうかがえます。



授業への意欲について(グラフ7、8の結果から)

 楽しいと感じる授業としては、高学年では、「道具を使ったり、外へ出て活動したりする授業」が過半数を占めていました。
 また、「難しい問題ができたとき」や「答えが正解だったとき」に楽しさを感じている児童が4〜5割いました。 このことは、低学年と共通して
います。 また、意欲的に取り組めているときの様子としては、「黒板に書かれたことや、考えをノートに書く」と回答した児童が6割、「大事な
ところに印をつける」との回答も4割を超えていました。このことは、中学生、高校生に共通しています。
 また、「分からないことを先生や友達にたずねる」との回答も5割近くで、疑問点を人に聞いて解決しようとする点では、中学生、高校生と
共通しています。
  自由記述では、おもしろくない授業として、「(授業内容や問題が)分からないとき」と答えた児童が記述回答者の2割程度おり、難しい内
容に興味をもつ児童がいる一方で、そうでない児童もいることが推測されます。



先生との関係について(グラフ9、10の結果から)

 先生との触れ合い・コミュニケーションの面では、「困ったときに助けてくれる」が5割を超えて一番多かった項目です。先生への信頼・尊敬
の面では、低学年で一番多かった「勉強を分かりやすく教えてくれる」よりも、「楽しいことを計画してくれる」と答えた児童がさらに多くなって
います。このことは、中学生の結果とも共通しています。
 自由記述の回答では、先生にされて嫌なこととして、「嫌な言葉で怒られる、気にすることを言われる」「たたかれる」「ひいきする」「無視する」
等と答えた児童が記述回答者の半数近くを占め、中学生、高校生と共通していました。 


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