1 単元名 機械材料とその加工性(全36時間) 〜熱処理について〜(3/36)指導案 【word】

 2 本時の目標

     
ア 熱処理について興味をもたせる。


イ 熱処理を行うことで,金属の性質及び組織が変化することを理解させる。

 3 授業展開例

段 階 学 習 活 動 指導上の留意点
導 入
(5分)
刀作りを鍛造で行う焼入れについて知り,このように熱処理を行うことで炭素鋼の性質が変わることを理解する
 鍛造作業の発展的資料を用いて,包丁作りの焼入れの動画を見せることにより熱処理に興味をもたせる。
展 開

(40分)
熱処理の概要について理解する。

 
 熱処理とは何か,その概要について説明を行う


@焼なましについて理解する。
   
@焼なまし
〈スライドP.3〉
 温度と時間による変化を炭素量が一定の場合の結晶の変化をアニメーションで示し理解を深めさせる。



 スライドをクリックすると,結晶が下へ落ちながら黄色(オーステナイト)から赤色(パーライト)に変化するようにした。


A焼ならしについて理解する。
A焼ならし
〈スライドP.4〉


 結晶が微細パーライトなので,赤色の細かな結晶に変えて提示した。


B焼入れについて理解する。
ワークシートBの1に記入させポイントを整理する。
B焼入れ
〈スライドP.5〉


 スライドでは,焼入れは冷却速度が速いので,結晶が落ちる速度も速くした。また,結晶も硬いマルテンサイトに変わったことを印象付けるために,色をグレーにした。


C焼戻しについて理解する。
ワークシートBの2に記入させポイントを整理する。
C焼戻し
〈スライドP.6〉
まとめ
(5分)
本日の学習内容を確認しまとめる。  熱処理の4つの方法によってそれぞれ性質が変化することをおさえる。

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