動き出そうとする子どもを支えましょう



 保健室や相談室で過ごす子どもに,少し元気が見られるようになったら,子どもの気持ちに寄り添いながら,教室への一歩を支えましょう。
配慮することについて
 不登校の子どもは人間関係につまずいたケースが多いため,まず周りの支援者(大人)とのかかわりを通して,人を信じる体験,人とかかわることの心地よさを味わわせることが大切です。
 教室へ戻りたいという気持ちと,まだ無理かなという気持ちが揺れ動き,子どもは不安定さが増してきます。
 「昨日行くと言ったじゃないか!」と責めたり,「行ってみると案外うまくいくよ」など,楽観的な憶測で対処したりすることは厳に慎みたいものです。
 今,この子は何ができるようになったか,人と接するときの不安度は低くなったかなど,複数の教師の目で判断しましょう。
教室復帰を目指している子どもの気持ちは・・?