高等学校家庭科における思考力・判断力・表現力を高める授業づくりを提案します!

平成27年度 佐賀県教育センター「個別実践研究」

高等学校家庭科教育研究委員会

21世紀を生き抜くための資質・能力を育成するため、児童・生徒にとって課題となっている思考力・判断力・表現力を高めることが求められており、主体的・協働的な学習方法である「アクティブ・ラーニング」が注目されています。また、高度情報化の中にあって、収集した情報の中から、課題解決のために必要な情報活用の実践力の育成も求められています。

高等学校家庭科では、これまでも少子高齢化、グローバル化、家族・家庭、消費者問題、環境問題、生活文化の伝承など、現代の問題を鋭く捉え、課題を解決する力を育んできました。また、学習方法として、実験・実習、グループによる協議、調査・研究、地域での交流活動、乳幼児や高齢者との触れ合いなど、生徒に実体験させる内容を多く取り入れています。ホームプロジェクトや学校家庭クラブ活動においては、家庭科で学んだ知識や技術を活かし、自分の生活や地域が抱える課題に向き合う課題解決学習を取り入れています。これらの取り組みは、主体的に取り組む意欲や他者と協働するためのコミュニケーション能力の育成につながり、家庭科教育の重要性は、今求められている能力を育む観点からみても大きいものと考えます。

そこで、本研究では、これまで高等学校家庭科で行われてきた学習活動にアクティブ・ラーニングの視点を加え、思考力・判断力・表現力を高める授業づくりについて提案しています。また、情報収集、グループ討議、意見の共有場面において、ICTを利用することで、生徒の興味・関心や主体性が高まり、授業展開もスムーズになると考え、研究を進めました。

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平成27年度 「個別実践研究」     中島 教子  (佐賀県教育センター所員)
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