平成27年3月、道徳教育の充実の視点から学習指導要領が一部改正されました。道徳の教科化に伴い、道徳的実践の場として、特別活動の充実も求められています。本研究では、学級活動(1)において計画・立案、話合い活動、実践、振り返りの一連の活動を充実させるとともに、活動に含まれる道徳的価値を意識させることで、子供たちに、協力し合って楽しい学級生活をつくらせることを目指しました。
児童の自主的、実践的な活動を特質とする特別活動であるため、児童にも、目標や活動に含まれる道徳的価値を意識させます。自他の活動に含まれる道徳的価値を「宝(学級の宝、宝候補)」として価値付け、互いに「宝(学級の宝、宝候補)」を観点として「よさ色見つけ活動」を行わせます。活動の振り返りでは、「あいあい会議」を開き、自他の活動のよさを共有させます。そうすることで、自分達の活動に自信をもたせ、自己有用感を感じさせるとともに、学級の高まりを確認し合わせます。 |