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単元「変化と対応」の小単元「比例の式」(2時間)における数学的活動を取り入れた授業展開案です。 |
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単元 変化と対応 (啓林館)
2 比例
【・1・ 比例の式】
全2時間
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・実験を通して、2つの数量の関係を見いだし、課題の解決を図ろうとする。
・火を付けてからの時間と燃えた長さの関係に着目し、数量の変化や対応の様子から比例の
関係を見いだすことができる。 |
段階 |
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つかむ |
○本時の学習内容「ともなって変わる2つの数量の関係を考えよう」を知る。 |
○線香に火を付けてからの時間と、それにともなって変わるものを考える。 |
○課題1を考える。 |
線香を燃やす実験をします。火をつけてからの時間と燃えた長さを測定し、2つの数量の間に成り立つ関係を見つけよう。 |
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見通す |
●2つの数量の間の関係を見付け出す方法を予想する。 |
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練り合う |
●実験結果を表やグラフにまとめ、2つの数量の間に成り立つ関係を考える。 |
○課題2を考える。
表やグラフをもとに、時間と燃えた長さの関係について、その特徴を
説明しよう。 |
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数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕 |
●課題2について、表やグラフを基に、グループで互いに自分の考えを説明し合う。 |
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深める |
数学的活動 〔目の前の課題から、物事の本質を見抜こうとする活動〕 |
●グループでまとめた考えを発表し、2つの数量の間に成り立つ関係を考える。 |
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まとめる |
●比例の関係が、y =a x の式で表されることを確認し、比例の関係の特徴をノートに整理する。 |
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〈実践を終えて〉
◇ 数学的活動について
・実験を通して比例についての理解を深めることができました。身のまわりの事象が比例の関係で表されることに、生徒たちは興味をもち、これからの関数の学習への関心を高めることができたと思います。
・実験や観察を行う際は、その結果についての予想をさせることで、自分の予想と実験等の結果を比較することができ、主体的に活動に取り組むことができると感じました。 |
◆ 学習評価の進め方について
・数学的な見方や考え方の評価について、学習活動の7で形成的な評価を行いました。評価規準に照らして、「努力を要する」状況(C)になりそうな生徒に対して指導を行い、単元テストによる評価では、少なくとも「おおむね満足」状況(B)以上になるように支援しました。事前に評価規準や方法を検討していたため、「おおむね満足できる状況」(B)に達していない生徒には、速やかにヒントカードを配付するなどの適切な支援を行うことができました。
・学習活動の7で形成的な評価とそれに伴う支援を行った上で、比例の特徴を全体でまとめていくことで、比例についての理解を深めることができました。 |
◆ ICT利活用について
・今回は、電子黒板を説明やまとめの時間に活用しました。実験中も繰り返し実験の手順を提示することで、各自が適宜実験の手順を確認しながら活動することができました。活動に迷う生徒も少なく、実験をスムーズに行うことができました。
・実験に時間が掛かることを想定し、まとめはパワーポイントで提示できるようにしたため、時間を短縮することができ、効果的であったと思います。
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ねらい |
・与えられた条件から比例の関係を式に表すことができる。
・比例の関係は、変数や比例定数が負の数のときでも成り立つことを理解する。 |
段階 |
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つかむ |
○比例の特徴を確認する。
(ア) x の値を2倍、3倍・・・すると、y の値も2倍、3倍・・・となる。 |
(イ) 対応する x と y の値の商 |
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は一定で、比例定数 a に等しい。 |
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見通す |
●教科書103ページの例1を基に、x =−3のとき、y =−15が、どのようなことを表しているか考える。 |
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練り合う |
●例1の表を確認しながら、x が負の数のときの変化の様子を理解する。 |
○教科書104ページの問2を考える。 |
数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕 |
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深める |
●課題を考える。 |
y は x に比例していて、x =8のとき、y =16です。
x 、y の関係を式に表しなさい。 |
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数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕 |
●自分の考えを基に、グループで互いに説明し合う。 |
○教科書104ページの問4を考える。 |
○「変域」について確認する。 |
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まとめる |
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最終更新日:2012-11-30 |
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