過程 |
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指導上の留意点(○)、評価規準と評価方法(◇)
算数的活動(◎) |
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つかむ |
[問題]
修学旅行で、1班から3班の人数ととまる部屋の面積は、下の表のようになりました。どの部屋がこんでいるといえますか?
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1班 |
2班 |
3班 |
面積(u) |
10 |
10 |
8 |
子ども(人) |
6 |
5 |
5 |
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場面絵の提示例
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○ |
混み具合についてのイメージをもたせるために、「混んでいる」という言葉から想像する生活場面を想起させる。 |
○ |
混み具合には、面積と人数が関わっていることをおさえるために、場面絵を提示しながら、どちらが混んでいるかを考えさせる。 |
○ |
1班と2班、2班と3班の混み具合を考え、面積、人数のどちらかが同じだったら比べることができることを理解させる。 |
○ |
視覚的に分かりやすいように、面積の大きさで色画用紙を分けて場面絵を提示する。 |
○ |
1班と3班を比べ、面積も人数も違う場合は簡単に比べることができないことをおさえる。 |
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見通す |
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○ |
自力解決で、比べ方を考えることができるように、つかむ段階で、面積か人数のどちらかがそろっていたら比べることができたことをおさえる。 |
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自力解決 |
《予想される児童の考え》
@面積を公倍数でそろえて比べる方法
1班 40uで24人
3班 40uで25人
A人数を公倍数でそろえて比べる方法
1班 30人で50u
3班 30人で48u
B面積1uあたりの人数で比べる方法
1班 6÷10=0.62
3班 5÷8=0.625
C人数1人あたりの面積で比べる方法
1班 10÷6=1.66・・
3班 8÷5=1.6
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◎ |
どちらが混んでいるか、面積と人数のどちらかをそろえて比べさせる。(ア) |
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○ |
一つの方法で求めたら、他の方法も考えさせる。 |
○ |
学び合いの活動で友達に説明させるために、ノートに図、式、言葉などを用いて記述するようにさせる。 |
◇ |
面積と人数の二つの量が異なる場合の混み具合を比べようとしている。
【算数への関心・意欲・態度】[観察、ノート] |
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学び合い |
4 |
自分の考えをペアで説明し合う。 |
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「理由を明らかにして話し合っている様子」 |
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◎ |
自分の考えを説明する際には、ノートを示しながら説明させる。(イ) |
◎ |
はじめに、自分の考えを伝え、どうしてそのように考えたか図や式、言葉等を関連付けながら説明させる。(イ) |
○ |
考えを深めるために、自分の考えと同じか違うかを意識させながら話し合わせる。また、よく分からないところは、お互いに質問し合うようにする。 |
○ |
自分と異なる考えについては、ノートにメモをとらせる。 |
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5 |
解決方法を発表し、全体で話し合う。
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≪児童が実際にノートにかいた考え≫ |
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◎ |
答えだけではなく、図や式、言葉などを関連付けながら説明させる。(イ) |
◎ |
考えを共有するために、一人に全てを発表させずに、他の児童に続きを予想させたり、発表させたりする。(イ) |
○ |
人数を基準として面積を出した児童には、数値の小さい方が混んでいることをきちんと理解させる。 |
○ |
どの方法も、面積か人数をそろえていることに気付かせ、どちらか一方をそろえれば比較することが可能であることをおさえる。 |
○ |
単位量あたりの大きさで表すと、簡単に求められることを理解させる 。 |
◇ |
異なる二つの量の大小を,公倍数の考えや単位量あたりの考えを用いて比べることができる。
【数量や図形についての技能】[観察、ノート] |
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まとめる |
6 |
本時の学習をまとめる。 |
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どちらかをそろえて考えることで、混み具合を比べることができる。
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7 |
本時の学習で学んだことを算数日記に書く。 |
≪児童が実際に書いた算数日記の例≫ |
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○ |
面積と人数のどちらか一方をそろえることで比べることができるようになることを確認する。
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○
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授業で分かったことや感想、これから気を付けたいことやさらに調べてみたいことなどを書かせるようにする。 |
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