過程 |
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指導上の留意点(○)、評価規準と評価方法(◇)
算数的活動(◎) |
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つかむ |
[問題]
さとうと小麦粉の重さの比を2:5にしてケーキをつくります。
小麦粉を150g にすると、さとうは何g いりますか。
さとうを100g にすると、小麦粉は何g いりますか。 |
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○ |
既習事項を活用させるために、等しい比の定義と性質を確認させる。 |
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比や比の値を使って、さとうや小麦粉の重さを求める方法を考えよう |
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見通す |
2 |
解決の見通しをもつ。 |
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・ |
線分図や絵を用いて、比の1にあたる小麦粉の重さを求めて考える。 |
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・ |
小麦粉の重さを基にして、関係図を用いて比の値を使って考える。 |
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◎ |
等しい比の性質や比の値を使って考えさせるために、これまでのノートを振り返らせる。(ア) |
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自力解決 |
3 |
自力解決をする。 |
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・ |
を解く。 |
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《予想される児童の考え》 |
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@ |
比の1にあたる重さを求めて考える。(線分図)

150÷5=30
30×2=60 答え 60g |
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A |
関係図を用いて比の値を
使って考える。
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2:5の比の値は、 |
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だから、150× |
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=60 |
答え 60g |
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◎ |
1つの方法で求めたら、他の方法も考えさせる。(ア) |
◎ |
この後の学び合いの活動で友達に説明させるために、ノートに図、式、言葉などを用いて記述するようにさせる。(イ) |
◇ 比の考えを使って、身近な問題を進んで解決しようとしている。 【算数への関心・意欲・態度】[ノート、行動観察] |
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学び合い |
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◎ |
自分の考えを説明する際には、ノートを示しながら説明させる。(イ) |
◎ |
自分の考えを説明させる際には、児童が発言する次のような言葉に注目し、児童の考えをつなげていく。 (イ) |
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・まず…自分の考えを分割し、整理しようする言葉。
・でも…反例をあげ、考えを説明しようとする言葉。
・だったら…友達の考えを基にして、その先を考えて
説明しようとする言葉。
・もし…条件を変えたり、考えを整理したり、一般化
を図ったりしようとする言葉。 |
◎ |
これまでの学習を基に、言葉や図、式などを関連付けて説明させる。(イ) |
◎ |
自分のやり方と同じか違うかを意識させながら聞かせる。また、よく分からないところは、お互いに質問し合わせる。(イ) |
◎ |
説明を聞いて、自分の考えと異なる考えやよい考えがあったらノートにかかせる。(イ) |
◇ 2つの数量のうち一方の値が分かっているとき、比の考えを使って他方の値を求めている。
【数学的な考え方】[ノート、行動観察] |
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5 |
考えたことをグループの代表が発表・板書し、全体で話し合う。
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≪児童が実際にノートにかいた考え≫ |
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「比の1にあたる重さを求めて考えたノート例」 |
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・ |
線分図の意味を分かりやすくさせるため、線分図で表す場合は、比の1つ分にあたる数量を確認させる。
150÷5=30 比の1にあたる量は30g |
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○ |
下記のようにAを@と関連付けることで、Aの式を分かりやすく説明させたい。 |
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まとめる |
6 |
振り返り題を解く。
(教科書p.68 @の ) |
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7 |
本時の学習を算数日記にまとめる。 |
≪児童が実際に書いた算数日記の例≫ |
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◎ |
1つの方法で求めたら、他の方法も考えさせる。(ア)
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○ |
比の考えを使うことで、身近な生活の中の問題が解決できたことを振り返る。 |
○ |
授業で分かったことや感想、これから気を付けたいことやさらに調べてみたいことなどを書かせるようにする。 |
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