過程 |
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指導上の留意点(・)、評価規準と評価方法(◎○)
算数的活動(◇)、ICT利活用(◆) |
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つかむ |
[問題]
子ども会で、みかんとバナナを配ります。
ほしい人に手をあげてもらったら、
みかんに手をあげた人は18人、
バナナに手をあげた人は20人
で、そのうち両方に手をあげた人は11人でした。
下のようにきめて配ると、みかんは何個、バナナは何本用意すればよいですか。
両方に手をあげた人・・・・みかん1個、バナナ1本
みかんだけに手をあげた人・・・・・・・・・みかん2個
バナナだけに手をあげた人・・・・・・・・・バナナ2本 |
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・ |
問題文を提示し、どんな人が何人いるのか確認する。 |
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・ |
児童にも、問題と同じ質問をして挙手させることにより、みかんだけに手を挙げた人、バナナだけに手を挙げた人、両方に手を挙げた人の3つのなかまがあることを把握させる。 |
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・ |
条件文から、みんなが2個ずつもらえることを確認する。 |
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見通す |
2 |
解決の見通しをもつ。 |
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・ |
図をかいて、手を挙げた人を分類し、整理する。 |
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・ |
図に分かっている人数を記入する。 |
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・ |
みかんに手を挙げた人とバナナに手を挙げた人をそれぞれ図に表し、両方に手を挙げた人がいることから重なる部分があることに気付かせ、2つを合わせた図へと導く。 |
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みかんだけほしい人とバナナだけほしい人は、図のどの部分になるか考えさせる。 |
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自力解決 |
3 |
自力解決をする。 |
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・ |
図と式を関連付けて考え、表現する。 |
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《児童がノートにかいた考え》 |
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「十分満足できる」状況(A)と判断したノート記述の例 |
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◇ |
みかんがほしい人とバナナがほしい人の重なりに注意して、図と式で表現させる。(ア) |
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図を基に、みかんだけほしい人とバナナだけほしい人を求めさせる。 |
○ 集合の図を用いて、みかんとバナナの数の求め方を考えている。
【数学的な考え方】(観察、ノート)
A 集合の図を基に、みかんとバナナの数を式に表して求め、更に求め方を図と関連付けて記述している。
B 集合の図を基に、みかんとバナナの数を式に表して求めている。
〔「努力を要する」状況(C)の児童への指導〕
色分けした集合の図を示し、重なりの部分に着目させ、分かっている人数を確認しながら図の中に記入させる。 |
※ |
第5時の条件に合う道順を調べる学習で、「努力を要する」状況(C)である児童が「おおむね満足できる」状況(B)となるよう指導する。また、本時において「十分満足できる」状況(A)になった児童がいれば記録に残す。 |
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学び合い |
4 |
自分の考えをペアで説明し合う。 |
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・ノートを見せながら、自分の考えを説明する。 |
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◇ |
自分が調べた方法について、ノートを見せながらペアで説明させる。(イ) |
◇ |
自分が考えた式の根拠について、図と関連付けて説明させる。(イ) |
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5 |
解決方法を発表し、全体で話し合う。
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・全体の場で、集合の図と式を関連付けながら説明する。 (イ)

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「図と式を関連付けて説明している板書例」 |
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◇ |
みかんやバナナだけに手を挙げた人数やみかんとバナナの数を求める式の根拠を、集合の図や条件文と関連付けて説明させる。(イ) |
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◆ |
書画カメラを用いて児童のノートを拡大提示し、その図を用いて説明させる。 |
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・ |
図に表すと、分類、整理して調べることができることを確認させる。 |
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まとめる |
6 |
本時の学習をまとめる。 |
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なかま分けをするときには、分かっていることを図に表すと整理されて分かりやすい。 |
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7 |
適用問題を解く。(教科書p32 A) |
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《児童がノートにかいた考え》 |
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「おおむね満足できる」状況(B)と判断したノート記述の例 |
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8 |
本時の学習を振り返り、算数日記を書く。 |
《児童が実際に書いた算数日記の例》 |
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図に必要な情報をかき込みながら考えていったことを振り返らせる。
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今回は、全体の数と両方に行く人数が分かっていないことを確認し、集合の図をかかせて解決させる。 |
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集合の図に分かっている数を記入させ、それを基に立式させる。 |
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※ |
適用問題において、自力解決で「努力を要する」状況(C)であった児童が、集合の図に表して解決することができていれば、「おおむね満足できる」状況(B)と評価する。 |
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・
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授業で分かったことや感想、これから気を付けたいことや更に調べてみたいことなどを書かせるようにする。 |
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