生きて働く言語能力を育てる「国語科学習指導の具体策」を提案します!

   

「生きて働く言語能力」の育成を目指した中学校国語科における学習評価の観点

学力の3つの要素を踏まえた学習評価の観点
 
〔学力の3つの要素〕
学習指導要領(平成20年3月) 総則には学力の3つの要素が示されています。今回の評価の改善は、この学習指導要領等の趣旨を反映したものです。
@ 基礎的・基本的な知識・技能
A 思考力・判断力・表現力その他の能力
B 主体的に学習に取り組む態度
〔学習評価の観点〕
 
平成20年に公示された学習指導要領では、評価の観点に関する考え方が整理され、それまで「思考・判断」であったものが、「思考・判断・表現」となり、「技能・表現」が「技能」として設定されました。
@ 関心・意欲・態度
A 思考・判断・表現
B 技能
C 知識・理解
国語科の評価の観点の特徴
  国語科では、学習指導要領の内容の示し方やこれまでの実践を踏まえ、「話す・聞く能力」「書く能力」「読む能力」を、学習指導要領の内容のまとまりに合わせ、基礎的・基本的な知識・技能と「思考・判断・表現」とを併せて評価する観点として位置付けています。したがって、国語科の評価の観点は次の5観点になります。
 
@ 国語への
関心・意欲・態度
←「関心・意欲・態度」を評価する観点として位置付けられています。
A 話す・聞く能力 ←基礎的・基本的な知識・技能と「思考・判断・表現」とを合わせて評価する観点として位置付けられています。それぞれ「話すこと・聞くこと」の指導事項を指導した内容については「話す・聞く能力」で「書くこと」の指導事項を指導した内容については「書く能力」で、「読むこと」の指導事項を指導した内容については「読む能力」で評価します。
B 書く能力
C 読む能力
D 言語についての
知識・理解・技能
←「技能」と「知識・理解」を合わせて評価する観点として位置付けられています。学習指導要領の〔伝統的な言語文化と 国語の特質に関する事項〕の事項を指導した内容について評価します。

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最終更新日:2012-08-20