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カード作成に当たっては、必ず次の3つを入れることにしました。
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実践のめあて |
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達成度を見るところ |
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努力の様子を見るところ |
特別活動は、できたかできなかったかという達成度だけを見るのではなく、努力を評価することで、頑張ることができた自分を実感させ、自尊感情を高めることによって実践の継続に向かわせます。
下のような「ふり返りカード」を使って日々の実践を振り返ります。 |
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授業の中で自己決定しためあてを記入します。 |

日々の忘れ物の量を一目で見ることができます。 |
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ここでは、一週間の「ふり返りカード」を提示しましたが、二週間続けるなど、学級の実態に応じて取り組まれることをお勧めします。
忘れ物など、達成度が分かりやすいものは上のようなカードでよいですが、言葉遣いや挨拶など、自己評価が難しいものについては、友達からの称賛や、アドバイスなどで達成度を見るなどの方法が考えられます。
次のカードは、より自分をしっかり見つめ直し自分に合っためあてをもって実践ができるように一週間後にペアによる振り返りをし、めあてを見直すカードです。 |
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実践の間にペア活動を入れることで、より自分の問題を振り返り、それが実践意欲につながっていきます。 |
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ペアでの振り返り |
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題材によっては、自分はめあてに向かって努力をしているつもりでも、それが達成されているかどうかが分かりにくいものがあります。そのような題材のときは、ペアによる振り返りを入れると効果的です。ペアの友達から「よく頑張っているね。」などの称賛の言葉をもらうと、自分がめあてに向かって実践していることは間違いないと感じたり、実践意欲につながったりします。もし「もう少しこんなところも頑張った方がよい」というようなアドバイスをもらえば、自分自身をもう一度振り返り、自分に合っためあてを立て直したり、更に自分を高めるようなめあてを立てたりします。2週目のめあてを変更することで、更に頑張ろうという意欲が湧きます。 1週目に立てためあてが自分に合っているような児童は、そのまま継続しためあてで実践を続けます。 |
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「ふり返りカード」の掲示と保存 |
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実践中は全員のカードを掲示します。それにより、友達がどのようなめあてを立てているのか、それに向かって頑張っているのかなどを見ることができます。このように可視化することで、児童同士のつながりも深まり、励まし合う姿も見られ、実践意欲にも結び付きます。 |
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「ふり返りカード」は、実践のたびに上に貼っていったり、ファイリングしたりすることで、自分が頑張った記録としていきます。また、実践後何ヶ月かたってから、このカードを基に「今もできているかな」と振り返るような活動を入れると実践の継続にもつながります。 |