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柱2 「中学生がボランティア活動に取り組もうとすることには、どんなよさがあるだろう?」
先生の話
ボランティアには三つポイントがあります。自分からすることを何と言いますか。自発性ですね。自主的に自分からすることがポイントの一つです。それから二つめは無償性です。見返りを求めないこと。これをするからいくらかくださいとかそういうのではありません。そして、最後に利他性です。自分の利益のためではなく人のことを思いやるというのがボランティアのポイントです。 |
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一般的にこのように言われています。ボランティアの元々の語源は志願者という意味があってそこからボランティアというようになったようです。
この三つのポイントを押さえながら、柱2の話合いをしてほしいと思います。中学生がと書いてあるように、自分たちが考えるボランティアということで意見を言ってほしいと思います。 |
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主な生徒の意見
・ゴミ拾いを中学生がしたら、地域の小学生や大人が自分もしようと思うと思います。
・ボランティアをしたら町の活性化になると思います。
・○さんの意見に似ていて、中学校がしたら小学校もするし、中学校の評判があがったら、他の中学校もまねとかして、どんどん広がると思います。
・○さんの意見と似ていて、小学生は中学生がしているからしてみようと思うし、大人たちは私たちよりも年下の子たちが頑張っているから自分たちも頑張らないといけないような感じになると思います。
・中学生がいろいろボランティアをすると、町のいい噂が全国とかに広がって、観光客とか町を訪れる人が増えて、町が盛り上がると思います。
・自分の気分もよくなるし、それを見ている周りの人も気分がよくなると思います。
・ぼくは、中学生が自分の時間を削ってまでボランティアに取り組む姿がかっこいいと思います。
・ボランティアをすることで自分の気分がよくなると、人に優しくなれると思います。
・ボランティアとかゴミ拾いとかした後に達成感があると思います。
・人に優しくなれるといった人と同じで、自分も募金とかしていたら、人に優しくなれると思います。 |

【意見発表の様子】
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【発表者を見て聞く】 |
【意見発表の様子】 |
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柱3 「みんなを今よりもちょっとだけ幸せにするために、あなたはどんなボランティアをしたらよいと思う?」
先生の話
柱2は時間を少し長く時間をもらってたくさんの意見が出ました。
みんなが少しでも笑顔になれたらいいなという意見が出ています。
人にやさしくなれるとか、そういう姿がかっこいいとかも出ましたよね。
明るくなれるもありました。ボランティアをすることで、自分にも周りにもよい影響を与えられるということだと思います。 次に、柱3では、みんなを今よりもちょっとだけ幸せにするためにどんなボランティアができるかなということを話し合ってもらいたいと思います。 |

【生徒会が行う活動の紹介】 |
先週、生徒朝会で○○君からこれ(右写真)の説明がありましたね。
朝に生徒会を中心に掃除に取り組んでいるのを皆さんは知っていますか。この前の生徒朝会で、みなさんも一緒にやってみましょうという呼びかけがあったと思います。去年の卒業生の中には毎日3年間掃除に取り組んだ人もいました。
学校の玄関だから人が一番通るところです。だから、一番きれいにしようということで、朝掃除をしてくれていました。 |
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これがみんなをちょっとだけ幸せにするボランティアなのだと思います。このようなちょっとしたことなのだけれども、自分がこれに取り組んだら誰か喜んでくれる人がいるんじゃないかなあとか、誰かをちょっと幸せにできるんじゃないかなあという
、実際に自分ができそうなボランティアを考えてほしいなあと思います。 |
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【意見発表の様子】
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【意見発表の様子】 |
【意見発表の様子】 |
主な生徒の意見
・募金活動をする。
・人が持っている重そうな荷物を持ってやったりするとかどうですか。
・ゴミ拾いやトイレの水回りの掃除をやったらいいと思います。
・保育園を訪問したりとかをしたいと思います。
・植林活動をすると環境にいいんじゃないかと思います。
・○○さんと同じで、ゴミ拾いとかしたら、町がきれいになるからいいんじゃないかと思います。
・貧しい国の人たちのために、食べ物を送る。
・募金活動は募金活動だけど、東北に募金活動をするとよいと思います。
・東北に募金活動とかできるのですか。
・できると思います。
・地域の人のお世話をするといいと思います。
・ベルマーク集めをしたらいいと思います。
・ベルマーク集めとか、それはボールとかもらえてみんなで遊べるから、幸せになるからいいと思います。
・「貧しい人たちのために食糧を送る。」は困っている人たちのためにしようと思うことはいいことなんじゃないかと思いました。
・地域の清掃は町がきれいになって地域の人が喜ぶと思います。
・小さなことでもいいんでしょ。横断歩道で人が来ていたら、ボタンを押してあげる。
・初めて○○町に来た人に、道をたずねられたら、「それはここです。」みたいに教えてあげる。
・募金で集めたお金で、お年寄りや、体の不自由な人に車椅子を送ったらいいと思います。
・○○くんと同じ、カンボジアに送る募金をしたいと思います。
・○○君と同じで、貧しい人たちのために、食糧を送るといいと思いました。
・「貧しい人たちのために、食糧を送る。」は明日からできるボランティアになるのですか。
・それはカンボジアに送る募金も同じだと思います。
・それはできるんですか。
・だからお金を送って、必要なものを買ってくださいみたいな感じだと思います。
・それも明日からできるの。
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先生の話
活動に取り組もうという意見自体はとてもよいことだと思います。それが明日から身の回りでできるんですかという意見も質問として出ています。食料にしても募金にしても、みんなに募ってまとめて赤十字などにお願いすればできることかもしれません。でも、直接持っていくというのはなかなか難しいことですよね。いろいろな意見が出ています。明日から身の回りでできることとなかなか難しいことが出ています。これらの意見を参考にしながら、明日からできることや実際にやってみようということをこの後のめあてではみなさんに考えてもらいたいと思います。
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5 話合いの確認
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柱1〜柱3で出た主な意見の確認をノート書記が発表します。 |
【ノート書記による確認】
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6 話合いの気付き・自分のめあて
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みんなを今よりもちょっとだけ幸せにするために、自分が取り組む活動をめあてに書きましょう。 |
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7 自分の意見を上手にまとめられたで賞の発表
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人の意見に対する広がりや付け加えなどをした意見を発表した生徒を司会団が選び、表彰します。 |

【受賞者を決定する】 |

【メダルをもらう様子】 |
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