これからの算数科学習指導について提案します!

 小学6年 「円の面積」
       2/5時の学習プラン 
                 〜 円の面積について、方眼を使って調べよう
  1 本時の目標
   ○  方眼の図を使って、およその円の面積を求めることができる。  
 
【数量や図形についての技能】
    ○   円の面積は、半径を1辺とする正方形の面積の約3.1倍であることを理解する。
 
【数量や図形についての知識・理解】
     
  2 算数的活動について
   (ア)作業的な活動として、方眼の図を使って円の の形の面積を調べさせる。
   (イ)探究的な活動として、半径を1辺とする正方形の面積の何倍の大きさになっているか考えさせる。
     
  3 本時の展開
 
過程
  学 習 活 動
  (◎  算数的活動)
指導上の留意点(○)、評価規準と評価方法(◇)
算数的活動の指導にかかわる留意点(◎)
つかむ
 本時の問題を知り、課題をとらえる。
[問題]
方眼を使って、半径10pの円のおよその面積を求めてみましょう。


面積を調べるときは、単位となる正方形(1cu)がいくつあるかを測ればよいことを想起させる。
の円の方眼を数えて、それを4倍すれば円全体の面積を考えることが出来ることを知らせる。
円の面積について、方眼を使って調べよう。
見通す
 解決の見通しをもつ。
 
円周の通っている方眼については、ならして、およそ半分が円に含まれると考えて、方眼2つで1cuとすることを知らせる。
自力解決
自力解決をする。
方眼の図を使って円の形の面積を調べる。(ア)
 

《予想される児童の考え》

1cuの方眼の数は69こで69cuです。1cuにならない方眼の数は17こなので、その半分の8.5cuです。だから、円のの面積は77.5cu。そして、その4倍が半径10pの円の面積なので、77.5×4=310で310cuになる。

   


の円の方眼の数から、そのおよその面積を求めて、4倍することで円全体の面積を求めさせる。 (ア)
円周の通っている方眼とそうでない方眼を別々に数えるようにさせる。
 方眼の図を使って、およその円の面積を求めることができる。
【数量や図形についての技能】[ノート、行動観察]

          「自力解決の様子」
学び合い
  自分の考えをグループでお互いに説明し合う。
方眼の図で面積を調べたことについて説明し合う。
面積を調べたことを図や式や言葉などを使って説明させる。

  考えたことについて、全体で話し合う。
半径を1辺とする正方形の面積の何倍の大きさになっているか考えさせる。(イ)
《児童が実際にノートにかいた考え》


   
円の面積を調べたことを基にして、半径10pの円の面積と、半径を1辺とする正方形の面積とを比較して何倍になっているか考えさせる。(イ)
正方形の面積は、半径×半径になっていることを確認する。
前時に見当をつけた、円の面積は半径を1辺とする正方形の面積の2倍より大きく4倍より小さいということと関連付けることができることを確認する。
   

まとめる
 本時の学習をまとめる。
  方眼の図で調べると、円の面積は半径を1辺とする正方形の面積のおよそ3.1倍になっている。

振り返り問題を解く。(教科書p5)
     
本時の学習を算数日記にまとめる。

円の面積のおよその大きさについて、方眼の図を使って調べることで、半径と面積の関係についてまとめることができたことを確認する。
   
   
半径が11pの円の場合も、半径を1辺とする正方形の面積の約3.1倍になっていることを確認する。
 円の面積は、半径を1辺とする正方形の面積の約3.1倍であることを理解している。
【数量や図形についての技能】[ノート、行動観察]










授業で分かったことや感想、これから気を付けたいことやさらに調べてみたいことなどを書かせるようにする。
 
   

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