原因がわからない・原因が取り除けない
★よくない状態の原因がわからない
★泣いたり,教室を飛び出したりしたとき,理由を聞いても言わない
★学校に来たくない理由を次々に変える
★友達とのトラブルの理由を,自分の都合のいいように話す
★よくないことを友達や教師や保護者のせいにする
★生育歴が問題だと思うが,どうしようもない
★発達障害が疑われるが,診断がないので,わがままか発達障害かが,わからない。原因がわからないと支援できない
★保護者のライフスタイルが問題だが,介入できない
★家庭環境が気になるが,プライベートなことなので,介入できない
保護者とのかかわりが難しい
★保護者の理解が得られない,子どもの学校での様子をわかってもらえない
★学校は対応に困っているのに,家庭では困っていない
★家庭での協力をお願いしたが,実行してもらえない
・家庭訪問するが会ってもらえない・話したいが,学校に来てもらえない
★子どもの様子を伝えたら,自分と保護者との関係が悪くなった
・子どもの口から保護者に,事実でないことが伝わる(自分にとって都合の悪いことは言わない)
★子どもの状態は安定しているのに,保護者が心配しすぎる
・家庭で,子どもに無理をさせすぎている(塾・けいこ事など)
時間や人員の確保,支援体制の確立が難しい
★ひとりの子どもにゆっくりかかわる時間の余裕がない
★担任ひとりでの対応に限界を感じる
・職員間で共通理解したはずのことが,そうなっていない
★1対1だと状態がいいが,そういう機会がつくりにくい(放課後はほとんど会議などで詰まっている)
・その子どもとだけのかかわりが増えると,周囲の子どもが納得しない
・学校の支援体制が整っていない
★相談室や保健室登校の子どもや,教室外でうろうろしている子どもにかかわる職員が足りない
・今年度加配があり,気になる子どもたちについてもらっているが,来年度も同じ体制がとれるかどうかわからない
★スクールカウンセラーに相談しているが,1か月に1度程度しか会えない
教師自身の姿勢への反省
・自分自身に,力量がない
★子どもとどうかかわっていいか,どう指導していいかわからない
★子どもの話を聞こうと思うが,つい一方的に子どもを見てしまう
・子どもの目線で話をしたり,聴いたりしようと思っても,そうできない
・かかわりの難しい子を敬遠してしまう
かかわる場がもてない
・学校に来ていないので支援のしようがない
・教室にいないので,かかわれない
・特定の先生としかかかわらない
その他
★落ち込んでいる子どもへの励まし方がわからない
・小学校高学年女子への話しかけ方が難しい
・同じ指導を何度も繰り返さなければならない
子どもの反応
・こうすればいいよとアドバイスしても,子ども自身が動かない
★子どもの言葉の表出が少なく,話が教師主導になる
・否定的,拒否的態度で,話ができない
(教師の問いかけに,「わからん」「別に」としか反応しない)
・話しかけても反応がない
子どものマイナス面やできないところに目が行く
★その子どものいいところが見いだせない
★子どもの好きなことや得意なことが見付けられない
★その子どもとつながるきっかけがつかめない
★子どもに希望や見通しをもたせるようなかかわりができない
・支援しても子どもに変化が見られない よい方向に行かない
★子どもにやる気が見られない
・教師に対して反抗的で,指示が通らない
★言葉を尽くして諭しても効果がない
・注意を素直に聞き入れない
★自分のよくないことろは棚に上げて,人を責める
・周囲の好意(よかれと思って教師や友達がしたこと)を受け入れない