いつ どこで 誰が どのような声かけをするか 声かけのねらい
休み時間
掃除時間
教室

廊下

活動場所
担任

担当者
   など
  (気になっている子どもには,普段よりもかかわりを増やしましょう。ちょっとした時間を利用して,身振りをまじえ,状態を尋ねます。)      
今日はOK?昨日と比べたらどのくらいかな?
【スケーリングクエスチョン】 

★    最近は,(以前と比べたら)何点ぐらいだろう?
1点あがっているのは,どんなところかな?
1点あげるには,どんなことができたらいいのかな?
【コーピングクエスチョン】 




日常的な言葉かけで今の状態を気付かせながら,いつも見ていることを間接的に伝え,安心感を与えます。

小さな変化に具体的に気付かせます。スモールステップで小さな変化を増やしていきます。
給食時間
教室など 担任
時間はかかったけど,きれいに食べられたね。すごい!【リフレーミング,称賛】

嫌いなものでも食べようと,努力したんだね。どんな工夫をしたの?
【コーピングクエスチョン】

できたことに目を向けるようリフレーミングしほめることで,自己肯定感につなげます。
努力したことをほめた上で,具体的な対処法を尋ね,解決へのヒントとします。
係活動時
活動場所 担当者
   など
最後まで,細かいところに気付いて片付けてくれたね。
みんなが助かったよ。
【称賛】
活動できた後は,どんな気分?
【コーピングクエスチョン】

具体的内容でねぎらうことで,自己評価を高める手助けとします。


よくやっていることに対して,間接的な称賛を含みながら,状態を尋ねることで動機付けとします。

日常の「ついでカウンセリング」

 不適応行動を示す子どもはもちろんのこと,「最近元気がないなー」など,少し気になる子どもには,日常的にかかわっていくことが大切です。特別な時間はとれなくても,一日の流れの中でちょっとした時間を見付け,言葉かけを続けていく「ついでカウンセリング」は,子どもの状態を深刻化させず,予防的なカウンセリングとして活用できるものと考えます。

カウンセリングの場面,時間の活用例