いつ どこで 誰が どのような声かけをするか 声かけのねらい
登校時 校門・教室 担任
(遅刻してきた子どもに)
→「また,遅刻して!」「来たと思ったら遅刻して!」
 よりも,登校したことに目を向ける。
「休まずに登校できたね。」
【リフレーミング】

「登校しようと努力したんだね。」【称賛】
遅刻しながらも登校できていることを確認させる。

登校したことを認め,ねぎらう
昼休み

休み時間

放課後
  など
職員室

保健室

相談室
担任

養護教諭

教育相談
担当等
遅刻しないで登校できた日もあったね。どんな日だったっけ?【例外探し】

今朝はいつもより早く来たね。どうやって早く来ることができたの?
【コーピングクエスチョン】

明日は,少し早く来れそう?そのために,どんなことをしようか?【ゴール設定】


あなたを遅刻させてるのは,なんだろうね。そいつに名前を付けてみない?
【外在化】
うまくいったことに目を向けさせる。


努力したことへの称賛も込め,遅刻しなかったときの具体的条件を明らかにさせる

明日1日の目標設定を行う。具体的な目標や,そのための方策を一緒に考える。

困ったことを自分自身から切り離すことで気持ちを楽にさせる。また,困ったことを退治する具体的な方策を考えるきっかけとする。

子どもの状態に応じた活用例〜遅刻が目立ってきた子どもへの学校内カウンセリング

 遅刻にはいろいろな理由があるでしょうが,そこには触れず,まずは登校したことを認めることが大切だと思われます。遅刻しても,登校できているということに着目し,状況の悪化を防ぐことを考えましょう。