排泄・トイレの使い方
目標
○ 学校のトイレの正しい使い方や排泄後の始末の仕方が分かり、約束を守ってトイレを使おうとすることができる。
本時の展開
活動の流れ 指導上の留意点
1 トイレの悪い使い方を見せる。  
・ノックをしてない
・便器の後ろの方に座ってる
・流していない,レバーを足で押している
・トイレットペーパーの使いすぎ
・手を洗っていない,スリッパを並べていない
・「どこが悪いか当ててみてね。」と言って教師が悪い例を見せると,子どもたちは,どこが悪い場面か一生懸命探そうとする。また,とても喜んで参加するため,楽しい導入となる。
2 便器の正しい座り方について知らせる。
  
・男女で,排泄後の始末の仕方が違うため,具体的な指導に当たっては,養護教諭に協力を依頼したり,学年の男女の教諭で役割を分担したりする。
・足をどの辺りに置いたら,おしりがきちんと便器の上にくるかを絵で説明する。
3 出した後の拭き方を知らせる。
  
・腕が動く掲示物を準備し(右写真),大と小のときの違いを説明する。
・使用するトイレットペーパーの長さも具体的に説明する。
4 次の人が気持ちよく使えるように考えさせる。
 ・レバーは手で押す
 ・紙を使いすぎない
 ・出した後は流す
 ・スリッパは並べる
・時間にゆとりがあれば,実際にトイレに行ってさせてみる。
・トイレには休み時間に行っておくことが基本だが,どうしても行きたいときは,遠慮なく授業中に言うように伝える。教師自身が,「お腹が痛いのでトイレに行っていいですか?」と授業中に言ってみせたりすると,子どもたちも恥ずかしがらずに言えるようになる。
<日常的な指導>
・教師は,職員用のトイレだけではなく,児童用のトイレも使うようにする。使い方の手本にもなるし,きちんと使えているかどうかのチェックもできる。
・「スリッパ並べ」が,停滞していたら,名簿に日付を書いたものをトイレの入り口に準備し,各自で点検させるようにしておくと,意識して並べるようになる。(右写真)

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