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工業高校における具体例 | ||
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課題研究は専門高校では以前から実践されており,各教科・科目の学習を深化,発展,総合化させながら知識や技術を関連付けていく学習が行われてきた。 温室や水槽の環境制御,搬送ロボットの製作,インターネットによるロボットの遠隔操作,風力発電などがそれである。 生徒達は自分達の進路や興味・関心に応じたテーマを課題に設定しているので,課題研究に対する学習意欲は十分認めることができた。また,自ら課題を発見し解決する能力の育成についても,担当教師による学習の目標,内容,研究過程についてのイメージをアドバイスすることにより,学習の方向性が明確になり,積極的に学習を進めることができるようになった。 研究協力校で昨年実施した課題研究についてのアンケートによると,生徒達が設定した課題について満足のいく研究ができたという生徒が61%おり,また発表会で発表することについては,85%以上の生徒が緊張したが,発表して良かったと自信や達成感を得ている。 課題研究は従来の受け身の授業形態とちがい,自ら興味関心を高め,生徒の自主性,自発性を生み出させる生徒主体の授業形態である。課題研究は全国レベルでの研究発表会も行われており,発表会の研究内容説明及び説明手順などにおいても,内容面・技術面の進歩や工夫の跡も見られるようになった。またそのための資料収集についても図書資料のみではなく,インターネットを利用するなど幅広い範囲での収集ができるようになってきた。 |
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このように課題研究において,実験実習等の実際的,体験的な学習,発表を行わせることにより,社会の変化や産業の動向等に適切に対応し,将来のスペシャリストとして必要な基礎的,基本的な知識や技術の習得,能動的な学習態度,課題設定能力の育成,発表能力の向上などがみられ,その実績は評価できる。 | ||
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