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授業D | ![]() |
授業の構想 | ![]() |
人間関係を築くのが苦手な生徒たちも少なくない今、役割演技(ロールプレイ)を通して,「正義」を見すえ,他人の意見に流されずに自分の意見をしっかり相手に伝えることの大切さに気づかせたいと考え,授業を仕組みました。 | 3人以上のグループで会話することがポイントです。1人は当事者,1人は観察者というように,役割分担(時折,交代する)し,授業途中に感想を交えながら進めるとよいでしょう。 |
指導 過程 |
学習活動と主な発問 | 生徒の反応 | 留意点 |
導入 | 1 日常体験を想起する。 指示1 言われていやだった言葉,うれしかった言葉を書き出しましょう。また,その理由を考えましょう。 |
<いやだ> →悪口,あだ名<うれしい> →「ありがとう」,賞賛 |
できるだけ具体的に思い出させる。 |
展開 | 2 「あたたかい言葉」について考える。![]() |
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3 「断る言葉」「忠告する言葉」について考える。![]() ![]() ![]() ![]() |
ちょっとならいいかな でも… いいのかなあ そんなことできないよ そんなことできないよ うん。分かった。そうしよう そんなことやめようよ たまには,自分でしろよ もう嫌だよ …分かった。いいよ 昨日はどうしたのかと聞く 何も言えないと思う 友達なんかじゃないと怒る |
状況を説明する,身振り手振りを入れて会話してみるなど,できるだけリアルに想像できるように配慮する。 役割演技(ロールプレイ)で実際に会話し,それぞれの感じ方を擬似体験させると,より心に響く時間になる。また,そのつど,感想を相手に伝えさせ,お互いの状態を意識させることも効果的である。 抗議するような言い方,非難がましい言い方,人の意見に流されるようなはっきりしない言い方など,数多く出させる。 * 生徒の実態によって,発問2〜発問5のうち,いくつかを選択して行ってもよい。 |
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4 感想を述べ合う![]() |
言われるとおりにするのはあまり抵抗がないけど… 相手が納得するように気持ちを伝えるのは難しいなあ 断るのは特に難しい 言葉の使い方一つで,伝わり方がまるで違うんだな ![]() |
それぞれの立場で感じたことを率直に言わせる。 |
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終末 | 5 言葉についての詩を読む。 |
(考えながら聞く) | 教師が語り聞かせ,余韻をもって終わる。 |