指導の実際 |
|
学習活動 |
教師の支援と指導上の留意点 |
|
生徒の考え,思い |
具体的な活動 |
|
教師の支援 |
生徒の実際のワークシート |
|
第1次 |
1 本時のねらいを確認する。 |
【自分の食生活を振り返ろう】 |
|
|
|
「自分の食生活はだいじょうぶかな?」 |
|
|
「最近身体がだるいけど,食生活に問題があるんじゃないかな?」 |
|
2 ワークシートに自分の食生活の実際を記入する。 |
|
 |
1 |
前日の昼食,間食,夕食,本日の朝食の献立を記入する。 |
|
 |
2 |
食事に含まれる食品を6群に分け決められた色のシールを貼る。そのシールの上にマジックで食品名を記入させる。シールを用いることにより栄養のバランスが一目で分かりやすい。 |
|
3 自分の食生活をまとめる。 |
|
|
「同じ色(栄養素)ばかり食べているんだ」 |
|
|
シールの数が朝は少ない。給食は数が多い。 |
|
|
|
 |
前時に1日分の食事内容を記入することを予告しておく。 |
|
|
目指せ!満点食ワークシート を活用する。 |
|
|
|
|
【ワークシートに貼ったシールの生徒記入例】
|
この作業を各自に取り組ませることにより,日常の食生活の栄養のバランスについて目を向けさせる。 |
|
|
シールの色により栄養素の偏りに気付かせる。 |
授業後にワークシートを集め一人一人の実態を把握しておく。 |
|
|
第2次 |
1 本時のねらいを確認する。 |
【自分の食生活の課題を見付ける】 |
|
|
|
|
|
「自分の食生活のどこが問題なんだろう」 |
|
|
|
|
|
|
|
2 自分の食生活の課題を考える。 |
ワ|クシ|トを検討する視点 |
1 |
 |
食品群別に貼ったシールのばらつきで栄養バランスを見る。 |
2 |
 |
1日に摂った食品数から栄養バランスを見る。 |
3 |
 |
不足している栄養素,摂りすぎている栄養素を考える。 |
4 |
 |
生活習慣病の要因となる砂糖・塩・油脂をとりすぎていないかを補助資料を参考に考える。 |
5 |
 |
朝食,昼食,間食,夕食のそれぞれの比重を考える。 |
6 |
 |
インスタント食品などが多くなっていないかを考える。 |
7 |
 |
欠食がないかを見る。 |
8 |
 |
適度な運動がなされているか考える。 |
|
3 自分の食生活の課題で解決しなければならないことをまとめる。
|
|
朝食は品目が少ない。 |
|
|
|
緑黄色野菜を食べていないんだ。 |
|
|
|
C群は牛乳や乳製品は食べているけど
小魚や海そうは食べていない。 |
|
|
|
間食に塩分を多く摂っている。 |
|
|
|
お弁当に糖分を多い物ばかり食べている。 |
|
|
|
その他の野菜や果物を食べていない。 |
|
|
|
インスタント食品が多いなあ。 |
|
|
|
|
第1次で作成したワークシート を用いる。 |
食品数の記入をさせ理想の1日30品目にどの位近づいているか考えさせる。 |
補助資料で砂糖・塩・油脂などを摂取しすぎていないかチェックさせ,生活習慣病予防について考えさせる。 |
適度な運動をしているかチェックさせ,健康に生きるためには食事だけでなく,運動も必要であることに気付かせる。 |
「6群の栄養バランス」「食品数」「砂糖・塩・油脂の摂取量」「適度な運動」などの観点から自分自身の食生活の課題に気付かせる。 |
|
一人一人の食生活の課題が異なる。個別指導を行い,課題を明らかにさせていく。 |
|
|
|
食生活の課題を探らせる蔡には,必修の内容で学習した栄養のバランスだけではなく,生活習慣病に関するもの,運動などにも目を向けさせる。 |
たくさん課題がある生徒は解決可能なものから,考えさせる。 |
 |
1 生徒すべての課題を黒板に書かせる。 |
|
|
2 生徒に課題がいろいろあることに気付かせる。 |
|
3 |
自分の課題ではないものにも興味関心を示し食の情報を 積極的に受け止めようとする姿勢を身に付けさせる。 |
|
|
4 |
課題についての情報交換をさせる。プライバシーには配慮する。 |
|
|
授業後にワークシートを集め一人一人の実態を把握しておく。 |
|
|
|
|
第3次 |
1 本時のねらいを確認する。 |
【食生活の課題の解決方法を考える】 |
|
|
|
「解決して健康な生活を送りたいな」 |
|
|
「どうすればいいんだろう」 |
|
|
「考えたことを,家族にも教えてあげたいな」 |
|
2 自分の食生活の課題の解決方法を考える。 |
|
3 解決方法の具体的な実践について考える。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
解決方法は,個々で異なる。教師の援助を必要とする生徒が多いので,授業前に提示する内容を準備しておく。 |
|
|
|
《朝食を食べないタイプ》の生徒に利用する資料 |
《野菜を食べないタイプ》の生徒に利用する資料 |
《2群で牛乳や乳製品は摂るが小魚や海そうを食べないタイプ》の生徒に利用する資料 |
《間食で塩分・糖分摂りすぎのタイプ》の生徒に利用する資料 (塩分に関する資料・糖分に関する資料) |
《夕食をインスタント食品ですませるタイプ》の生徒に利用する資料 |
具体的な実践については,個々に家庭の協力を得ながら自分の生活の中で実践させる。授業後も,望ましい食生活が実践できるよう指導していく。 |
|
|
|
|