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用語 |
解説・説明 |
ア行 |
アセスメント |
「見立て」または「児童生徒理解」の意である。
問題の原因を明らかにし、援助(支援)、指導の方法を決定する際に必要な来談者(相談者)や周囲の客観的理解を得るための一連の過程を指す。
本研究では、集団と個の観点からアセスメントを行っている。 |
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インシデント・プロセス法 |
事例研究の一つの方法である。
「事例の概要を明らかにしながら、対応策等を討議していく方法である。
<特徴と効果>
@ 事例提供者の資料作成が容易である。
A 事例提供者に質問しなければ必要な情報を得ることができないため、問題への積極的なかかわりが期待でき、情報収集力も培うことができる。
B 原因究明や問題解決に必要な情報を、限られた時間の中で質問によって得なければならないため、的確な質問力を養うことができる。 |
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インストラクション |
構成的グループエンカウンターでは、リーダーがエクササイズの目的、方法、留意点を簡潔明瞭に伝えることである。
ソーシャルスキルトレーニングでは、スキルに関する日常場面を想起させて動機付けを行う場面である。 |
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ウォーミングアップ |
エクササイズに入る前に行うショートエクササイズのことである。 |
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エクササイズ |
構成的グループエンカウンターなどで用いる各種演習・課題のことである。 |
カ行 |
キャリア教育 |
キャリア(経験)を活かして、現在や将来を見据えることなどを主眼として行われる教育のことである。 |
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KJ法 |
データをカードに記述し、カードをグループごとにまとめて、図解し、論文等にまとめていく方法である。共同での作業にもよく用いられ、「創造性開発」(または創造的問題解決)に効果がある。文化人類学者の川喜田二郎氏の頭文字からKJ法と命名としている。 |
サ行 |
シェアリング |
「分かちあい」の意である。エクササイズを通して気付いたり感じたりした、自分のことや他者のことなどを本音で伝えあい、共有し合うことである。 |
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ショートエクササイズ |
構成的グループエンカウンターにおける、3分から10分程度でできるエクササイズのことである。 |
ハ行 |
ピア・サポート |
仲間や同僚同士の社会的支援のことである。学校では、教えられる側の子どもたちが、自分たち同士で教え合い、助け合うような関係をもつようになることである。支援し合えるようになるには、「促進的な対人スキル」「仲間能力」を育てることが必要である。 |
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フィードバック |
他者の言動の事実を伝えることである。例えば、構成的グループエンカウンターでは、「自然に拍手がおきていましたね」「相手の気持ちになって○○したんですね」
、ソーシャルスキルトレーニングでは、「笑顔で」「相手の顔を見て話ができたね」などの返し方がある。 |
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ブレーンストーミング |
新たなアイデアを生み出すための方法の一つである。
<ブレーンストーミングの4原則>
1 批判をしない:他人の意見を批判しない。批判があると良いアイデアが出にくくなる。
2 自由奔放:こんなことを言ったら笑われはしないか、などと考えずに、思いついたアイデアをできるだけたくさん出し合う。
3 質より量:できるだけ多くのアイデアを出す。
4 連想と結合:他人の意見を聞いてそれに触発されて、連想を働かせ、あるいは他人の意見に自分のアイデアを加えて新しい意見として述べる。 |
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プロット図 |
「Q−U」では、座標軸の横軸に被侵害得点、縦軸に承認得点を取って個人の結果を表すことを「プロットする」と言う。学級全員の結果がプロットされた図を「プロット図」という。プロット図では、学級集団や学級における個人の状態を見ることができる。 |
マ行 |
モデリング |
構成的グループエンカウンターでは、リーダーがエクササイズやシェアリングの中で、参加者の行動や思考の手本となることを指す。ソーシャルスキルトレーニングでは、適切なモデルを示して、参加者にそのスキルの意味や具体的な展開の仕方を理解させる。 |
ラ行 |
リハーサル |
ソーシャルスキルトレーニングでは、個々の特定の場面を本番と同様に進行させて、進行を確認する行為を指す。リハーサルにはロールプレイが多く用いられる。リハーサルは、ソーシャルスキルトレーニングの活動の中核である。現実場面を想定して、繰り返し練習させ、行動化につなげることが重要である。 |