「児童生徒一人一人が居心地のよさを感じる学級集団づくり」について提案します!

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3 研究の成果と課題
 
●成果
小・中・高等学校のどの校種においても、居心地のよさを感じる学級集団づくりを集団と個の視点で進めることができました。
開発的・予防的生徒指導を展開することで、いじめをはじめとする問題行動につながりそうな児童生徒を早期に発見し、対応策の検討をすることができました。
意図的・計画的に学級集団づくりに取り組むためには、観察法や面接法だけでなく質問紙法による実態把握も重要です。アンケートで学級集団の状態をルールとリレーションの観点で把握することができ、対応策を考える目安となりました。また、アンケートを用いることで、複数の教師での児童生徒理解に取り組みやすくなりました。
複数の教師での検討会は、児童生徒理解を多面的に行うことや多くの対応策を出し合うことにつながりました。また、実践に当たって対応策を分担したり、協力したりして取り組むこともできました。
●課題
開発的・予防的生徒指導を展開するに当たっては、構成的グループエンカウンターやソーシャルスキルトレーニング、グループワークトレーニング等の取組も大切ですが、日常のかかわりや声掛け、授業の進め方の工夫も意図的・計画的に行っていく必要があります。
複数の教師での検討会をもつためには、学級集団づくりに関する職員間の共通理解を図ったり、校内の支援体制の在り方を検討したりする必要があります。
   
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