過程 |
|
指導上の留意点(・)、評価規準と評価方法(◎○)
算数的活動(◇)、ICT利活用(◆) |
つかむ |
[問題]
アの三角形の拡大図、縮図になっているのはどれですか。また、それは何倍の拡大図、縮図ですか。 |
|
◆ |
電子黒板で、問題提示をする。もとになる三角形アには色を付け、全ての三角形を移動させたり、回転させたりして動かすことができるようにしておく。
〔Word資料〕 |
・ |
イからオの三角形の中からアの拡大図と縮図を選ぶことを知らせ、それぞれ何倍の拡大図、縮図なのかを調べさせる。 |
|
|
見通す |
2 |
解決の見通しをもつ。 |
|
《予想される児童の考え》
・方眼のます目を使って調べる。
・分度器を使って調べる。
・定規を使って調べる。
|
|
・ |
前時の学習を振り返り、拡大図や縮図の性質を確認する。 |
・ |
どんな道具を使って調べるかを話し合い、定規や分度器だけでなく、方眼のます目を使っても調べられることに気付かせる。 |
|
自力解決 |
|
・ |
イはアの拡大図です。それは、対応する角度が等しいからです。そして、対応する辺の長さはアが4でイは8なので2倍の拡大図です。 |
|
・ |
イはアの拡大図です。それは、方眼を上手に数えたら三角形の斜めの辺の長さは、アは横に2、たてに4でイは横に4、たてに8でアの1つの辺は4、対応するイの辺は8だからイはアの2倍の拡大図です。 |
|
・ |
イはアの拡大図です。それは、アの1つの辺は4、対応するイの辺は8でそのはしっこの角度はどちらも65°で等しいからイはアの2倍の拡大図です。 |
|
◇
◇ |
拡大図や縮図の性質を基に、拡大図や縮図を弁別させる。 (ア)
対応する辺の長さの比を調べ、何倍の拡大図、縮図かを明らかにさせる。 (ア) |
◎ 拡大図や縮図の性質を基に、方眼を利用して拡大図や縮図の弁別をすることができる。【技能】(ノート)
A 対応する角の大きさや辺の長さの比を方眼を利用して調べ、拡大図や縮図の弁別をし、弁別の仕方や何倍の拡大図、縮図になるかを図や式などを用いて分かりやすくノートにかくことができる。
B 対応する角の大きさや辺の長さの比を方眼を利用して調べ、拡大図や縮図の弁別をし、何倍の拡大図、縮図になるかをノートにかくことができる。
〔「努力を要する」状況(C)と判断した児童への指導〕
拡大図と縮図がどれか予想させた後、対応する角や辺の大きさを測らせ、拡大図や縮図の性質を満たしているか確認させる。 |
※ |
ノート記述の分析を基に、全員を対象とした評価を行い記録に残す。 |
|
学び合い |
|
◇ |
拡大図や縮図の弁別の仕方を、角度や辺の長さを基に説明させる。(イ) |
◇ |
対応する辺の長さの比に着目して、何倍の拡大図、縮図かを説明させる。(イ) |
|
5 |
考えたことをグループの代表が発表し、全体で話し合う。 |
《発表した児童の考え》
|
◆ |
書画カメラを用いて児童のノートを拡大提示し、その図を使って説明させる。 |
・ |
拡大図や縮図を弁別した結果を、理由も説明させながら発表させる。 |
・ |
発表を基に、拡大図か縮図かどうかを調べる際には、拡大図や縮図の性質を利用すればよいことを確認する。 |
・ |
分度器などを使わずに、方眼のます目を使っても調べることができることを確認する。 |
・ |
向きが違っていても拡大図、縮図といえることを確認する。 |
|
まとめる |
6 |
本時の学習をまとめる。 |
|
方眼を使ったら拡大図や縮図を見つけることができる。 |
|
・ |
拡大図や縮図の性質として、方眼上でも対応する角の大きさは等しく、対応する辺の長さの比は等しいことを確認する。 |
・ |
授業で分かったことや感想、これから気を付けたいことや更に調べてみたいことなどを書かせるようにする。 |
|