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〈本時の実践例〉 5/8   
(1) 目標
 ○ 少年との交流を通して、火の輪くぐりへの意欲を奮い立たせていくじんざの気持ちの変化を叙述に基づいて読み取ることができるようにする。
(2) 指導の実際  
学習活動
指導・支援
1 本時のめあてを確認する。
三の場面のじんざの気持ちのへん化を考えよう。


前時に書いた、大事な一文やそれを選んだ理由を紹介する。
学習計画表で、本時のめあてを確認する。
《学習計画表》
2 学習場面を音読する。
じんざの気持ちの変化を考えて心情曲線にじんざの顔を貼ることと、そこに貼る根拠となったじんざの気持ちが表れている一文を付せんに書くことを伝えて、音読をさせる。
 じんざの気持ちについて自分の考えをもつ。
@ じんざの気持ちを心情曲線に表す。
sinjoukyokusen
 《じんざの顔を用いて心情曲線をかいているところ》
  A 大事な一文を書き抜く。
husen
【他の児童が選んだ一文】
・じんざは、もうねむらないでまっていた。
・じんざは乗り出して、うなずいて聞いていた。
・じんざの体に力がこもった。
・「・・・ようし、あした、わしはわかいときのように火の輪を五つにしてくぐりぬけてやろう。」
《付せんをワークシートに貼ったところ》
  B 一文を選んだ理由を書く。
riyu
【他の児童の理由】
・この一文を選んだ理由は、じんざが元気なライオンになったことがわかるからです。前はおいぼれで元気がなかったけど、男の子がサーカスを見に来てくれるので、元気になったと思います。
《選んだ理由をワークシートに書いたところ》
   
じんざの顔を準備し、顔を動かしながらじんざの気持ちの変化を考えながら心情曲線上に置かせる。





じんざの顔の位置を決めた根拠となる一文を付せんに書かせて、顔の下に貼らせる。
じんざの行動や会話文に着目させる。

付せんをワークシートに移動させる。
理由には、その一文から分かることや前の場面と比較しての変化などを書くように促す。
 じんざの気持ちについて話し合う。
@  ペアで
A  全体で
hanasiai
《全体での話し合いの様子》
ワークシートに置いたじんざの顔の位置や大事な一文とそれを選んだ理由について話し合わせる。
ペアでの交流を行うことで、全員に自分の考えを話す時間を与える。
前場面との比較(上がったか、下がったか)に視点をあて、詳細な高さについては検討させないようにする。
友達の考えを聞いて、心情曲線のじんざの顔の位置を変えたい児童には自由に変えさせる。
理由の中にじんざの気持ちを想像した言葉を用いている児童は賞賛する。
少年との交流を通して、火の輪くぐりへの意欲を奮い立たせていくじんざの気持ちの変化に気付かせたい。
《黒板での心情曲線》
kokuban
《じんざの気持ちの変化が分かるように板書した様子》

【評価】イー1
 大事な一文を選び、それを選んだ理由をじんざの気持ちの変化に触れながら述べている。(発言・ワークシートの記述)
5 学習したことをまとめる。
3の場面のじんざの気持ちの変化を考えながら、じんざの顔の位置を決めて貼り付けさせる。
友達との話し合いを通して、大事な一文を変更したい児童には、新しい付せんに書き直すようにさせる。

6 本時を振り返り、次時の学習内容を知る。
ワークシートで自己評価をさせ、次時は四の場面について学習することを知らせる。
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