小・中学校を通した理科の授業づくりを提案します!

小学校第5学年
「電磁石の性質」
単元の目標
電磁石の導線に電流を流し、電磁石の強さの変化を調べ、電流の働きについての考えをもつことができる。
単元の指導計画
主な学習活動
教師の指導・支援

○コイルと電磁石の仕組みを知り、自分で100回巻きコイルを作る。 ・エナメル線の巻き方(巻く向き・きれいに) に気を付けさせる。


○100回巻きの電磁石に電流を流して、クリップが引き付けられる様子を調べる。
○電流を流したり切ったりすることや、方位磁石を近付けて、電磁石の働きを調べる。
・既習内容である「永久磁石の性質」と、「電磁石の性質」を比べさせることを通して、電磁石の働きに気付かせる。


実践@


実践A
○電磁石の力を強くするために電流の量を大きくして調べる。


○電磁石の力を強くするためにコイルの巻き数を増やして調べる。
・流れる電流の量が異なる2つの電磁石(電池が1コ、直列つなぎで2コ)でクリップを多く引き付ける事象提示などの一連の学習活動を通して、電磁石の強さと電流の量の関係に気付かせる。
・コイルの巻き数が異なる2つの電磁石(100回巻き・150回巻き)でクリップを多く引きつける事象提示を基に、一連の学習活動を通して、電磁石の力強さとコイルの巻き数の関係に気付かせる。
○強力な電磁石をつくる。
<強力電磁石(PDF)>
・エナメル線の巻き数や電流の量を意識して、工夫したものづくりをさせる。

○方位磁針で電磁石の極を調べたり、電池のつなぎ方を逆にしたときの電磁石の極を調べたりする。 ・電流の向きが異なる2つの電磁石と、それぞれに近付けた方位磁針の振れ方を比べる事象提示などの一連の学習活動を通して、電流の向きと極が変わる仕組みに気付かせる。



○電磁石を用いたおもちゃづくりをする。
<魚釣り(PDF)>
・本単元で学習した電磁石の性質を生かしたものづくりをさせる。
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