これからの算数科学習指導について提案します!

 小学6年 「拡大図と縮図」  1/8時の学習プラン
         〜 形が同じで大きさが違うものにはどんなきまりがあるか調べよう
  1 本時の目標
   ○  形が同じで大きさが違うもののきまりを見つけようとしている。
 
【算数への関心・意欲・態度】
   ○  辺の長さや、角の大きさに着目して拡大図、縮図の性質を考えている。    
 
【数学的な考え方】 
     
  2 算数的活動について
   (ア)探究的な活動として、 辺の長さや角の大きさに着目し、拡大図・縮図の性質を見つけさせる。
   (イ)説明する活動として、 辺の長さや角の大きさについて調べたことを説明させる。
     
  3 本時の展開
 
過程
学習活動
指導上の留意点(○)、評価規準と評価方法(◇)
算数的活動(◎)
つかむ
 本時の問題を知り、課題をとらえる。

同じ比率にしたイラストと、同じ比率にしていないイラストを見て、気付いたことを話し合う。

 
4つの三角形から、形が同じで大きさが違う図形について調べることを知る。

    

イラストを、コピー機でいろいろな比率にした大きさの3枚のイラストを提示し、「形が同じと見ることができる」イラストとそうでないイラストを弁別する話し合いをさせる。







 


4つの三角形を提示し、どれとどれが「形が同じで大きさが違う」かを確認し、調べることを知らせる。
形が同じで大きさが違うものには、どんなきまりがあるか調べよう
見通す
 解決の見通しをもつ。
 
《予想される児童の考え》
@ます目を使って調べる。
A分度器を使って調べる。
B定規を使って調べる。
図形の構成要素は、辺、角、頂点であることを想起させ、調べる方法を話し合わせる。
自力解決
 自力解決をする。
 
《予想される児童の考え》
@ます目を使って辺の長さの比を調べる。
A分度器を使って角度を調べる。
B定規を使って辺の長さの比を調べる。

方眼のます目を利用したり、分度器を使ったりしながら角の大きさや辺の長さを測定させ、「形が同じで大きさがちがうもの」の性質を調べさせる。 (ア) 
◇ 形が同じで大きさが違うもののきまりを見つけようと  している。    
【算数への関心・意欲・態度】[行動観察]

学び合い
 自分の考えをグループでお互いに説明し合う。



辺の長さや角の大きさについて調べたことを説明させる。(イ)
焦点を絞るために、対応する角の大きさ、対応する辺の長さに視点を分けて説明させる。

 辺の長さや、角の大きさに着目して拡大図、縮図の   性質を考えている。  
【数学的な考え方】[ノート]
 考えたことをグループの代表が発表し、全体で話し合う。
《発表した児童の考え》

測定した結果をもとに、「形が同じで大きさが違うもの」の性質を発表させる。
見つけたきまりが四角形にも適用できるかを調べ、「形が同じで大きさが違うもの」の性質に気付かせる。
・ 対応する角の大きさはすべて等しい。
・ 対応する辺の長さがすべて2倍になっている。
  ( 対応する辺の長さの比がすべて等しい。 )
まとめる
 本時の学習をまとめる。
 
 形が同じで大きくしたものを「拡大図」、小さくしたものを「縮図」という

 本時の学習を算数日記にまとめる。
  《児童が実際にノートにかいた算数日記》

「拡大図」「縮図」の用語を知らせる。
   
授業で分かったことや感想、これから気をつけたいことやさらに調べてみたいことなどを書かせるようにする。

 
   

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