思いや意図をもって音楽表現する児童を育む歌唱の授業を提案します!!

2 研究の実際

(4)検証授業の分析  〜 第2次の4/8  5・6/8  7/8時目の授業実践から 〜
 

児童が、音楽を聴き取り、感じ取りながら、思いや意図をもって音楽表現する過程において、音楽を特徴付けている要素や仕組みを手掛かりとして表現を工夫することができているかについて、児童のワークシートや活動の様子から検証しました。
  また、児童の表現の工夫の手掛かりとしたことが題材全体を通して、どのように変容したかについても、検証しました。検証授業は6年生(33名)を対象としています。

@ 学級全員の表現の工夫とその理由についての分析
 

(ア)どのような表現の工夫をし、(イ)手掛かりとしたことは何か?ということについて、学級全員のワークシートへの記述を分類し、学級全体の傾向について分析しました。  

 

授業実践の第2次の表現の工夫をする過程(4/8 5・6/8 7/8時目)において、児童がどのような表現の工夫をしたいと考えたのか、表現の工夫をしたとき手掛かりにしたことは何かを、授業の終末に書かせたワークシートから分析しました。

 

音楽を特徴付けている要素や仕組みに着目して表現の工夫を考えた児童
  「この星に生まれて」の各部分において、児童が考えた表現の工夫の中で、音楽を特徴付けている要素や仕組みに着目した工夫の割合について分析しました。(グラフ 1)

第4時においては、73%の児童が要素や仕組みに着目した工夫を考えていましたが、24%の児童は、「がんばってほしいという気持ち(で歌う)」「『はるかな空』に向かって歌う」など、歌詞から心情的な面をとらえたような工夫を記述していました。要素や仕組みに着目した工夫の多くは「強く歌う」「だんだん強く歌う」など、強弱に着目したものが多くを占めていました。

第5時、第6時と、要素や仕組みに着目した工夫を記述する児童の割合が増えました。また、その記述についても、「『かならずかなうから』の部分をだんだん強く歌う」といったように、具体的な箇所を示して記述している児童や、「最初はmpで少し弱く歌って、『広い宇宙の・・・』から、だんだん大きくしていく」といったように、音楽記号などを使って、具体的に表現の工夫を記述する児童も増えました。

 
   
 

児童が表現の工夫を考える際に手掛かりとしたこと
  「表現の工夫を考えた理由」の記述を基に、児童が表現の工夫を考える際に手掛かりにしたことについて分析しました。(グラフ 2)

第4時では、「『強く強く』という歌詞があるから」などのように、61%の児童が、歌詞を手掛かりにして表現の工夫を考えていることが分かりました。このことから、多くの児童が楽譜の中でも歌詞に着目していることが分かりました。

第5・6時、第7時では、児童が楽譜の中で音符や音楽記号などに着目することができるような手立てを工夫したこともあり、歌詞だけでなく、旋律の上行や主旋律と副次的な旋律との関わり、クレシェンドなどの音楽記号に着目した手立ての割合が増え、第7時では、「音楽を形づくっている要素」(グラフ2中は「音楽の要素」と表記)に着目して表現の工夫を考えた児童の割合が67%となりました。

 
 
A 抽出児童の表現の工夫とその理由についての分析 その1
   抽出児童(A児、B児、C児、D児)の4/8時〜7/8時にかけての表現の工夫とその理由についての記述について示し、各時間における指導により、抽出児童の記述がどのように変容をしたかということについて分析を行いました。
 

4/8時の指導について Aの部分(冒頭〜17小節3拍目)

 

4/8時(Aの部分の学習)では、本時の前半に、一斉指導により表現の工夫をすることについて学習し、本時の後半で♪「強く 強く 歩き続けて」の部分についてどのように表現の工夫をしたいかということとその理由を個人で考えさせました。
 児童が考えた表現では、 「強く歌いたい」とか「だんだん強く歌いたい」というように「強弱」に着目して、表現の工夫を考えた児童が73%(24名)でした。また、24%(8名)の児童は、「勇気づけるように歌う」「頑張ってほしいという気持ちで歌う」といったように、音楽の要素や仕組みに着目するのではなく、歌詞などに着目して心情的な面について記述しているものでした。「強弱」に着目して表現の工夫を考えている児童の記述の多くは下表に示したように、具体性に欠けるものが多く見られました。


     表1 ≪抽出児童の記述≫ 付せんに記述
 
表現の工夫
理由
A児 勇気づけるように歌う 勇気がない人が自信を持って歩き続けている感じだから
B児 やさしく、はっきり強く歌う 歌詞に「強く 強く」があるから。1回目の「強く」より2回目ほうがもっと強くとうったえるように歌う。
C児 強く歌う 夢に向かって強く強く歩き続けてという歌詞の意味をこめたいから
D児 強めに歌う 何かの目標に向かって一緒にがんばっていこうというイメージがあるからちょっと強く。
   4/8時において、対象児童は、初めて表現の工夫をする学習に取り組んだこともあり、表現の工夫についての記述は表中の抽出児童の記述のように、具体性に欠けるものが多く、表現の工夫を書いてはいるけれども、表現の工夫の手掛かりとしたこと(理由)を書けない児童も24%(8名)いました。これらの児童は、具体的な表現の工夫や、どうしてこのような表現の工夫をしたいのかということを言葉を使って適切に説明することができないでいると考えられます。それは、音楽用語を適切に使うことができていないこと等に原因があると考えられます。

 Aの部分の♪「強く 強く 歩き続けて」の部分の表現の工夫の際に手掛かりにしたこと(理由)は、表1中のB児、C児のように、61%の児童が歌詞の内容に起因していました。
これらのことから、表現をどのように工夫するかということを考えさせたり、それを音楽用語などを用いて、適切に表現させるような指導は十分に行われていなかったことが考えられます。また、これまでの音楽の授業において、歌詞に着目させた指導は積み重ねられてきたけれども、楽譜を拠所にして、音楽を特徴付けている要素や仕組みについて着目させた歌唱の指導は十分に行われていなかったのではないかと思われます。

   そこで、第2次の「表現を工夫する」場面の5/8時においては、楽譜に着目させ、歌詞だけでなく、音楽を特徴付けている要素や仕組みの中の「リズム」や「旋律」、「強弱」や「反復」に気付かせるように指導の工夫を行いました。
 
 

5・6/8時の指導について Cの部分(26小節目〜最後)

   5・6/8時目(Cの部分の学習)では、2時間を通して、グループ活動で表現の工夫に取り組みました。前時の学習を踏まえ、グループでの表現の工夫の進め方などを丁寧に確認しながら進めました。Cの部分は、2番の♪「Dreams come true together 夢をすてないで Dreams come true together 必ずかなうから」の部分の表現をどのように工夫したらよいかということをまず個人で考え、グループで話し合い、その結果を全体で出し合い、いろいろな表現の工夫やその理由について、学級全員で共有しました。
 Cの部分では、「『必ずかなうから』の部分をだんだん強く歌う」「終わりに向かってどんどん大きく歌って、最後は小さくする」などのように、強弱に着目して表現を工夫し、フレーズのまとまりで強弱を変化させるような意見が多く出されました。

    表2  ≪抽出児童の記述≫ ワークシートに記述

 
表現の工夫
理由
A児 他のグループの発表を聴いて、大きくしていったグループもあったけど、大きくするよりは、自分たちが考えたようにだんだん弱く歌いたい。 最後を小さくする方が、歌にあっているし、私はこの歌い方がいいからです。自分たちのグループで話し合って決めた歌い方は、本当にその気持ちで、「必ずかなうから」と歌うようにだんだん弱くしたいからです。
B児 「だんだん強く」を少しだけ変え「Dreams〜夢をすてないで〜」までは、f で、2回目の「Dreams〜かなうから〜」までは ffで歌う。 歌ってみて、「だんだん強く」は、あまり表現が分かりにくく、みんなに伝わっていなかったので、2つに分け、だんだん強くした方が、歌い方も分かりやすく、自分の気持ちも分かってもらえると思ったので、そう思いました。
C児 「Dreams〜」をだんだん大きく歌う。

「かなうから〜」とのばすところをだんだん大きく歌う。
メロディーがだんだんあがっているからです。

絶対夢はかなうことを伝えたいからです。
D児 「必ずかなうから」をだんだん強く 曲の最後で「強く相手に何かを伝えたい」
というイメージがあるので
だんだん強くにしました。
   5・6/8時において、表現の工夫の手掛かりにしたこと(理由)を記述できない児童はいませんでした。それは、5時目の導入で、前時の表現の工夫や手掛かりにしたことについてモデルとなるような児童の考えを示したことや、表現の工夫の活動をグループで行い、お互いの思いや考えた表現の工夫を互いに交流することができる場を設定したことにより、他の児童の思いや表現の工夫も参考にしながら、音楽用語などを適切に使うことができるようになってきたことによるものと考えられます。また、表2中の抽出児童の記述のように、表現を工夫するとよい箇所を具体的に示して記述する児童も増えました。

 Cの部分の表現の工夫を考える際に、歌詞の内容を手掛かりにした児童は30%でした。「曲の山場だから」ということを理由にした児童は12%、旋律を手掛かりにした児童は6%など音楽の要素を手掛かりにした児童が30%ほどいました。5/8時の導入で、楽譜に着目し、音楽と楽譜を関連付けた指導を行ったことや、音楽を特徴付けている要素や仕組みに着目するような問い掛けを行ったことで、曲の山場や旋律の上行などに気付く児童が増えたのではないかと考えられます。

   5・6/8時目は、4時目に比べると、表現の工夫においても、表現の工夫の手掛かりにしたことにおいても、しっかり記述したり、発表したりする児童が増えました。しかしながら、初めてのグループ活動ということもあり、当初の予定より活動に長い時間を要しました。このような活動を計画的、継続的に位置付けることで、限られた時間の中でもより充実した活動ができるようになると考えています。本時の学習で、表現の工夫の手掛かりとしたことの内容にも深まりが見られましたので、7/8時では、さらに深めることができるように、導入で、児童が記述した表現の工夫と手掛かりにしたことの中から、モデルとなるものを示し、児童の主体的な活動となるように、グループ活動に十分な時間を確保することにしました。
   
 

7/8時の指導について Bの部分(17小節4拍目〜25小節目)

   7/8時目(Bの部分)では、前時までの学習を生かして、グループ活動で表現の工夫に取り組みました。歌詞や楽譜に着目しながら、Bの中のどの部分をどのように工夫するかということを考えました。
Bの部分は、2番の♪「雲は、穏やかに 海へ旅する 広い宇宙の 風にのりながら」の部分で、スキャット(LuLuLu−)による副次的な旋律との二部合唱になるところを取り上げて表現の工夫に取り組みました。この部分を取り上げたのは、音楽の縦と横の関係を聴き取り、感じ取るのに適していると考えたからです。
  Bの部分では、表3中のA児、B児、C児のように、「最後の曲の山場に向かってだんだん強く」といったような曲の山場や強弱に関わっての工夫を記述している児童が多く見られました。それらの多くは、「だんだん強く、そして最後に強く」や「最初穏やかに弱くしていてだんだん強く」などのように、記述の内容が前時までより具体的で、豊かな表現になっていました。表3中のD児のように、 音楽の縦と横の関係に気付いて「メロディ―(主旋律)は少し強めに歌い、(副次的旋律の)♪LuLuLu−は、やや弱く歌う」と記述した児童もいました。

     表3 ≪抽出児童の記述≫ ワークシートに記述
 
表現の工夫
理由
A児 最初は、小さく優しく歌い、だんだん大きく、力強く歌いたい。 最後の「風にのりながら〜」を大きく歌うと、次の歌詞も、それより大きく歌うことができる。その歌詞は、歌の見せ場のようなところだから。
B児 「雲は〜旅する」までは、やや弱く歌う。
「広い〜のりながら」までは、だんだん強く歌う。
歌詞の「おだやかに」の意味から、そして、そこの音程が低いので、やや弱く歌いたい。
クレシェンドがついているからだんだん強く歌い、これから曲の山場だからです。
C児 「雲は〜旅する」までは、少しなめらかに歌う。「広い〜」からは、だんだん大きく歌う。 最初は、「おだやかに〜」と書いてあるので、なめらかに優しく歌った方がいいと思う。最後は、クレシェンドがあるので。
D児 「ル〜」のところを少し弱く
「広い〜」のところの「ル〜」はだんだん強く
Aパートの歌詞が「おだやかに〜」だから@パートの「ル〜」を強く歌ってしまったら、その部分の曲のバランスがあわないと思うからです。だんだん強くのところは、1グループと同じ理由で、曲の山場の前だからです。
   7/8時では、前時に欠席していた児童を除いて、すべての児童が表現の工夫とその手掛かりにしたことを記述することができていました。4・5・6時目で学習してきたことを基に、表現の工夫の仕方が分かり、音楽用語や記号などを含めた音楽的な言葉が使えるようになってきたことと思われます。

 Bの部分では、表3中のB児のように、歌詞の内容を手掛かりにした児童は18%でした。また表3中のB児やD児のよう、、曲の山場の前だからという理由に挙げた児童は33%、旋律を手掛かりにした児童は9%など、音楽を特徴付けている要素や仕組みを手掛かりにした児童は、67%になりました。これは、学習を重ねていく中で、歌詞だけに着目するのではなく、音楽を特徴づけている要素や仕組みにも着目できるようになったことによるものと考えています。 
   
   第2次「表現を工夫する」場面で、4/8時(Aの部分)⇒5・6/8時(Cの部分)⇒7/8時(Bの部分)と学習を重ねていく中で、同じ強弱に着目した工夫でも、単なる「強い」「弱い」だけではなく、「だんだん強く」といったように、強弱の変化に着目した工夫や、それをクレシェンドなどの音楽用語で表現した記述が多くなっていきました。また、これらの工夫をグループ活動において、実際に歌って試しながら、確認しあう姿が多く見られました。児童は学習を重ねるごとに、表現の工夫の仕方が豊かになったことが分かります。
 4/8時(Aの部分)⇒5・6/8時(Cの部分)⇒7/8時(Bの部分)と学習を重ねていく中で、最初は抽象的で漠然としていた工夫であったものが、曲の特徴に気付き、曲の部分を取り上げて具体的な工夫を考えることができるようになりました。さらに、曲全体を見通して、表現の工夫を考えることができるようになってきました。
 表現の工夫の手掛かりにしたことついては、グラフ 2 からも分かるように、4/8時(Aの部分)⇒5・6/8時(Cの部分)⇒7/8時(Bの部分)と学習していく中で、歌詞の内容だけに着目して、表現の工夫を考えていた児童が、楽譜に着目し、音楽を聴き取り、感じ取りながら、曲の山場や旋律、強弱などの音楽を特徴づけている要素や仕組みを手掛かりにして工夫することができるようになってきました。Bの部分の授業の中では、音楽の縦と横の関係にも気付いた児童がいました。


   以上のように、抽出児童(A児、B児、C児、D児)の記述内容の変容から、個々の生徒の表現の工夫には質的な高まりが見られた。また、学級全員の記述の様子からも、本題材における表現の工夫をする活動における指導の工夫については成果が見られたと考えます。
   
B 抽出児童の表現の工夫とその理由についての分析 その2
   5・6/8時目の表現の工夫に取り組む活動と、7/8時目における表現の工夫に取り組む活動において、個人→グループ→全体→個人といった学習形態で学習を進めたことにより、抽出児童の表現の工夫に関する記述がどのように変容したかということを抽出児童E児の記述を基に分析します。
  4 ≪E児の記述≫
 
5・6/8時

Cの部分
個人で記述
だんだん強く
理由(手掛かりにしたこと)は、記述なし
個人で記述したことを基に
    ↓
グループ活動
全体活動
グループ内でのE児の発言
「だんだん強くしていった方がいい。」
「理由は、曲の山場だから、だんだん強く歌おうと思ったから。」
授業の終末で
再び、個人で記述
(本時の記録に残す評価として取り扱う)
やっぱりだんだん強く歌いたい。
理由は、だんだん弱くしていくと、歌詞の内容の夢がかなわなくなる感じがするから。
7/8時

Bの部分

個人で記述 はじめは弱く歌って、あとは、だんだん強く歌う。
理由(手掛かりにしたこと)は記述なし
個人で記述したことを基に
    ↓
グループ活動
全体活動
グループ内でのE児の発言
「はじめは弱く歌って、あとは、だんだん強く歌うといい。」
「理由は、あとは、クレシェンドがついているからです。」
授業の終末で
再び、個人で記述
(本時の記録に残す評価として取り扱う)
「雲は〜旅する」までは、やや弱く歌って、「広い世界の〜乗りながら」までは、だんだん強く歌いたい。
理由は、「おだやかに」の歌詞の内容からとって、やや弱く歌う。そして、盛り上がる前なので、だんだん強く歌いたい。
   E児は、5・6/8時(Cの部分)7/8時(Bの部分)では、個人では表現の工夫をする際に手掛かりにしたこと(理由)の記述をしていませんでした。 しかしながら、グループ活動において、それぞれの表現の工夫やその際に手掛かりにしたことを出し合って、話し合う際には、他者の工夫や理由などを参考にしながら、手掛かりにしたこと(理由)を発言することができていました。
 学級全体で話し合った後のワークシートの記述には、グループや全体で話し合い、歌って試す活動も踏まえて、自分なりに表現の工夫をしたいことを具体的に記し、手掛かりにしたこと(理由)の内容を記述することができていました。
   
   最初に個人で表現の工夫やその際に手掛かりにしたことを記述させることで、児童は自分なりの考えをもって、その後のグループ活動に臨むことができます。教師も児童の状況を比較的容易に把握することができ、この後のグループ活動や全体活動の際の指導や支援に生かすことができます。
 個人のレベルでは、うまく音楽を特徴付けている要素や仕組みに着目できておらず、記述も十分でなかった児童も、グループで表現の工夫について話し合ったり、歌って試したりする活動をする中で、音楽を特徴付けている要素や仕組みに着目することができるようになってきました。
 さらに、全体での話し合いでは、教師が意図的に児童が考えた表現の工夫やその際に着目した要素や仕組みを取り上げることで、他の児童にも多様な表現の工夫の仕方や着目できる要素や仕組みに気付かせることができました。
  授業の終末で、再度、個人に返して、表現の工夫をしたいことやその手掛かりとなる要素や仕組みを記述させることにしました。この記述を通して、児童に本時の学習を振り返らせることができ、教師にとっては、記録に残す評価として生かすことができると考えています。
    以上のことから、音楽表現に係る各活動の関連を図り、学習形態や学習方法の工夫をしたことで、児童が友達とかかわり合いながら主体的に活動し、表現を工夫することを楽しんだり、表現を高め合ったりすることにつながったと考えられる。
 

Copyright(C) 2011 SAGA Prefectural Education Center. All Rights Reserved.
最終更新日:2011-03-30