日常食の調理などに関する学習を通して、調理についての基礎的・基本的な知識及び技術を習得するとともに、地域の食文化についての関心と理解を深め、課題をもって日常食又は地域の食材などを生かした調理を工夫し、実践しようとする意欲と態度を育てることをねらいとしている。 |
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(3) |
日常食の調理と地域の食文化 |
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基礎的な日常食の調理
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ねらい |
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中学生に合わせた題材を設定し、基礎的な日常食の調理ができるようにする。実習の題材は基礎的なものとする。 |
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魚や肉は、煮る、焼く、炒めるなどの加熱調理を扱い、種類によって加熱方法が異なることや主な成分のたんぱく質が加熱によって変化するため、調理の目的に合った加熱方法が必要であることや、加熱することで、衛生的で安全になることにも触れる。 |
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野菜は、小学校での学習を踏まえ、生食できること、食塩を振ると水分が出てしなやかになること、加熱すると組織が軟らかくなること、切り口が変色すること、緑黄色野菜は加熱のしすぎなどで色が悪くなることなどに触れ、それを防止する方法を考えさせる。また、加熱によってかさが減り、食べやすくなることから、食べ方の工夫ができるようにさせる。 |
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卵は、主な成分のたんぱく質が加熱で凝固することを利用し、魚や肉、野菜と組み合わせるなどして題材とする。
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食品によって適切な洗い方があること、排水などの問題にも触れる。 |
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切り方は、安全な包丁の使い方を知り、食べやすさ、
加熱しやすさなどを考え適切に切ることができるようにする。
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煮る、焼く、炒めるなどの加熱調理は火の調節が大切であること、加熱用具を適切に操作して調理できるようにする。
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煮るは、材料の種類や切り方で煮方が異なること、汁の量によって調味の仕方が異なることなどが分かる。 |
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焼くは、直火焼き、間接焼きがあり、それぞれ特徴があることが分かる。 |
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炒めるは、小学校での学習を踏まえ、材料の切り方、
炒める順序、分量などに留意する必要があることが分かる
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調味は、食塩、みそ、しょうゆ、さとう、食酢、油脂などを用いて、調理の目的に合った調味ができ、計量器の適切な使用方法についても触れるようにする。
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盛り付けや配膳は、料理の様式に応じた方法でできるようにする。
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○食生活についての課題と実践
(食文化の内容に記載) |
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配慮事項
調理実習に際しては、計画を立てて行い、後始末の仕方や実習後の評価も含めて学習できるようにする。また、調理することの喜びを味わい、食生活に対する関心を高め、日常生活における実践につなげることができるようにする。
調理実習で使用する食品の選択や取扱いについて、食品の表示調べや手づくりと市販品を比較して選択について話し合う等の活動を取り入れ、生徒が主体的に考えられるようにする。また、Dの(1)のイ、または(2)の学習との関連を図りながら扱うことも考えられる。
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