食生活における確かな実践力をはぐくむ中学校家庭科の授業を提案します!

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安全・衛生に関する内容

表の見方

ピンクの文字 中学校の内容で、小学校での学習にかかわる記述
オレンジの文字 関連する他の内容項目や他の教科記述
みずいろの文字 話し合いや発表などの児童生徒活動の記述
 
本内容でのねらい
該当校種だけの内容
追加した内容
必修となった内容

                       小学校
                                  中学校
  調理の目的に応じて必要な材料の洗い方、切り方、味の付け方、盛り付け、配膳及び後片付けができるようにする。
  それぞれの調理に必要な用具や食器を取り上げ、安全と衛生に注意して適切に取り扱うとともに、こんろの安全な取扱いができるようにする























ねらい
(材料の洗い方)
ほうれん草などの葉菜類は、水中で振り洗いした後、よく洗う。特に、生で食べるものは、流水でよく洗うようにする。


(後片付け)
計画的に行うことの必要性が分かり、衛生的に後片付けができるようにする。
次に使用する場合を考えて扱ったり、保管したりすることの大切さにも気付くようにする。

(用具や食器の安全で衛生的な取扱い)
実習を通して、包丁の安全な取扱いと食器やまな板、ふきんの衛生的な取扱いができるようにする。



(こんろの安全な取扱い)
調理用こんろの特徴が分かり、換気に注意し、火傷の防止などに留意して、安全な取扱いができるようにする。



















配慮事項
ごみや残菜、油などを排水口に流さないようにしたり、適切に分別したりできるようにする。汚れを余り布などで拭き取って洗うようにする。ただし、食器や調理器具はよくすすぐなど衛生面にも配慮をする。
D(2)と関連させ、後片付けの仕方などを工夫する学習も考えられる。
包丁の扱いでは、相手に刃を向けて渡さないようにし、置く場所や置き方に注意する。まな板は、水でぬらし、ふきんでふいてから使うことや、ふきんと台ふきんを区別して使うことなどができるようにする。
こんろの取扱いでは、使用前後に器具栓などを確認したり、加熱の仕方と関連させた火力の調節ができるようにしたり、点火する前に鍋の底がぬれていないかや、周囲に燃えやすい物を置いていないか確認するようにする。
生の魚や肉は調理の基礎的事項を学習していないので扱わない。

 安全と衛生に留意して食品や調理器具等の適切な管理ができるようにする。





食品や調理用具の適切な管理





















ねらい
(食品の適切な取扱い)
食品の取扱いは、調理実習のために購入した食品の適切な取扱いができるようにする。特に、魚や肉などの生の食品の扱いについては、食中毒の予防のために、安全で衛生的な扱い方を工夫できるようにする。


(ゴミの適切な処理)
ごみを適切に処理できるようにする。


(用具の正しい使い方、ふきんやまな板の取扱い)
調理器具については、正しい使い方を知り、安全に取り扱うことができるようにする。 特に、小学校での学習を踏まえ、ふきんやまな板の衛生的な取扱いや刃物の安全な取扱いができるようにする。
(熱源の安全な取扱い)    
調理用の熱源は、主に電気とガスの特徴を知り、 効率よく安全に取り扱うことができるようにする。特に、小学校での学習を踏まえ、ガスの元栓の閉め忘れや電源の切り忘れがないようにする。


配慮事項
調理実習に際しては、調理に必要な手順や時間を考えて計画を立てて行い、調理の後始末の仕方や実習後の評価も含めて学習できるようにする。また、安全と衛生に留意した調理ができるようにし、調理することの喜びを味わい、食生活に対する関心を高め、日常生活における実践につなげることができるようにする。

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最終更新日: 2010-03-23