基礎的・基本的な知識・技能の習得と数学的な思考力・判断力・表現力の育成を目指します!

 小学5年 「図形の角のひみつを調べよう」
   3/8時の学習プラン 〜角度を測らないで、4つの角の大きさの和を求める方法を考えよう〜
 
  1 本時の目標
 
四角形の内角の和を、三角形の内角の和を基にして求めることができる。【表現・処理】
 
 
  2 主な算数的活動について
 
表現する活動として、四角形の内角の和の大きさを求める方法を、図や式、言葉を使ってワークシートに書き表すようにさせる。
 
説明する活動として、四角形の4つの角の和が360°になる理由を説明するために、三角形の内角の和を用いて、ペア学習の相手に説明する場を設けて、繰り返し練習させる。
 

  3 本時の展開
 
過程
学習活動
算数的活動
指導上の留意点(○)、評価規準と評価方法(◇)
算数的活動の指導にかかわる留意点(◎)
つかむ
1 前時の学習を振り返る。
2 本時の課題をとらえる。
四角形の4つの角の大きさの和が何度になるか考える。
◎ 3つの角を合わせた図を示し、前時の学習を確認する。
◎ いろいろな四角形を提示し、正方形、長方形が360°になることを確認し、他の四角形はどうかを予想させる。
角度を測らないで、4つの角の大きさの和を求める方法を考えよう
見通す
3 解決の見通しをもつ。 ◎ 求める方法が分かった児童には,他の児童へのヒントとして,「単語」だけで表現したものを発言させる。
自力解決
4 自力解決をする。
求める方法を考えて、何度になるか調べる。
《予想される児童の解答》
  ・ 4つの角を切って一点に集める。
  ・ 三角形2つに分けて
  ・ 三角形4つに分けて
  
    「自力解決をする児童と児童のノート」
◎ 図や式、言葉を使って求め方が分かるように、ワークシートに書かせる。
○ 前時のように角を切ったり、敷き詰めたりする活動も認める。

学び合い
5  全体の場でそれぞれの考え方を発表し、話し合う。 ◎ いろいろな方法の中から、簡単な求め方を考えさせる。
◎ 三角形の角の大きさの和が180°であることを用いると、簡単に求められることをつかませる。 
四角形の4つの角の大きさの和は、360°になる
6 ペア学習で適用問題をする。
違う形の四角形も「4つの角の大きさの和が360°になる」理由を説明し合う。

◎ ワークシートに示した2つの四角形のうち1つを選ばせ、説明させる。
◎ 説明がうまくできない児童には、途中までの文章を書いたカードを渡し、その続きを説明させる。
※ ヒントカードを用意する。
 
○ どの四角形でも360°になることを確認する。 
7 教科書5ページAの適用問題を解く。
○ 測定するのではなく、計算で求めることを押さえる。
◇計算で四角形の内角の大きさを求めることができる。
【数量や図形についての表現・処理】 
〔適用問題、ワークシート〕

まとめ
8 本時の学習を振り返る。

・振り返りカードを書く。
○ 本時の学習をまとめさせる。
 

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最終更新日: 2009-12-25