基礎的・基本的な知識・技能の習得と数学的な思考力・判断力・表現力の育成を目指します!

 小学5年 「面積の求め方を考えよう」
      4/12時の学習プラン 〜四角形の面積をくふうして求めよう〜
  1 本時の目標
 
四角形を三角形に分割する考えを用いて、自分の力で四角形の面積を工夫して求めることができる。【表現・処理】
 
 
  2 主な算数的活動について
 
応用的に考える活動としては、ワークシートに直線を引くことで四角形を三角形に分割する方法を思い出させ、既習の三角形の面積の公式を利用する方法を考えさせる。
 
説明する活動としては、自分で考えた四角形の面積を求める方法を、どこに補助線を入れ、底辺と高さはどこかをはっきりさせて、図を使ってペアの相手に説明させる。
 
※ このワークシートは、作業用としてノートと併用します。
   
  本時の展開
 
過程
学習活動
算数的活動
指導上の留意点(○)、評価規準と評価方法(◇)
算数的活動の指導にかかわる留意点(◎)
つかむ
1 本時の課題をとらえる。
(教科書7ページの四角形を用いる)
この四角形の面積を求める。
◎ 前時を振り返らせる。三角形の求積公式、底辺と高さがどこになるかを明確にすればよいこと、高さは底辺に垂直であることを思い出させる。
○ 本時では、四角形に挑戦することを伝える。
○ 考えがもてない児童には、対角線を引くことで2つの三角形に分けられることを助言する。
四角形の面積をくふうして求めよう。
見通す
2 解決の見通しをもつ。
・プリントされた四角形ABCDに補助線を入れながら考える。
・ 考えたことを友達に伝える。
◎ 既習の学習と結び付け、図に補助線を入れながら四角形の面積を求める方法を考えさせる。
◎ どこに補助線を入れ、「底辺と高さはどこか」ということをはっきりさせ、自分で考えた四角形の面積を求める方法を、図を使ってペア同士で説明させる。
◎ 考えた方法を、図や式を使って全体の前で説明させる。その際に、提示用の図形を用意しておく。
○ 底辺と高さの取り方がよいかどうかを考えさせる。
◇ 四角形の面積を2つの三角形に分割して考え、言葉や図、式を使って書き表すことができる。
【数学的な考え方】
〔ワークシート等〕
自力解決
3 自力解決をして、答えを求める。
・必要な長さを測定し、三角形の公式を利用して、面積を計算する。
《予想される児童の解答》
 ・対角線BDで分割する
 ・対角線ACで分割する

○ どの分割の方法で面積を求めるのかをはっきりさせて計算させる。
○ 活動を早く終えた児童には、別の方法で計算させ、その中でよりよい方法を考えさせる。
◇ 四角形を三角形に分割する考え方を用いて面積を求めることができる。
【数量や図形についての表現・処理】
〔ワークシート等〕

学び合い
4 全体の場で、式と考え方を説明する。 ◎ どの辺を底辺としたかによって成り立った多様な式から、よりよい方法を見付けさせる。
まとめ
5 本日の学習のまとめをする。
四角形の面積は、対角線で三角形に分けて求める。
6 練習問題に取り組む。
7 次時の学習の見通しをもつ。 




○  練習問題を用意しておく。
○ 次時は平行四辺形に取り組むことを指示し、次時の見通しをもたせる。

 

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最終更新日: 2009-10-30