掃除
【学級活動での取り組み】
1 題材名    「そうじレベルアップ大さくせん!」
2 目標
  
(1) 掃除の仕方について振り返り,大作戦の方法について話し合うことができる。
(2) 大作戦に向けて自分のめあてを書き,掃除を頑張ろうとする意欲をもつことができる。
 
3 本時の展開
学 習 活 動 指 導 上 の 留 意 点
クラスの掃除について振り返る。
 (1) これまで,掃除で取り組んできためあてについて振り返る。
 ・ 一人一人の役割を果たし取り組んできた。
 ・ 「ピッタリ掃除」をめあてに取り組んできた。
 (2) よくなったこと◎,まだまだ頑張りが足りないこと△を考える。
  自分の場所を離れずできるようになった。
  時間内に終われるようになった。
後片付けがしっかりできるようになった。
まだ,しゃべりながらそうじをするときがある。
掃除の順番を考えないでしている。
 (3)  このままでよいか考える。
これまで取り組んできたいろいろなそうじ活動について想起させる。
資料を提示する。
掃除順番表
ピッタリそうじがんばりカード(資料@)
頑張っている点やまだまだ頑張りが足りない点について明確にする。
頑張っていることは,みんなで拍手をしながら,みんなの成長として認め合う。
頑張りが足りないことは,個人を責めるのではなく,あくまで学級全体のこととして考えさせる。

問題点を明らかにし,解決を促すようにゆさぶりを掛ける。
めあてをつかむ
 そ う じ レ ベ ル ア ッ プ 大 さ く せ ん を し よ う 
  みんなが,もっとそうじのレベルをあげるための作戦を考える
おしゃべり0をめあてに入れよう。
もう一度,掃除アドバイス表を作ってみんなで確かめよう。
6年生に教えてもらおう。

実践カードに自分のめあてを書き,掃除プロへの意欲をもつ。

まだまだ頑張りが足りないことを乗り越える作戦になるように考えさせる。
考えが出にくい時は,班やグループで検討させる。
作戦の中で,みんなで取り組んでみたいことを話し合わせて,実践のイメージを持たせる。
 ◆ 大作戦に向けて自分の考えをもって話し合うことができる。(行動,発言)
実践に向けて意欲付けを図るために,実践カードを用意し,自分のめあてを書かせる。1週間カードで振り返ることを知らせる。
 ◆ 自分のめあてを書き,掃除への意欲をもつことができる。(実践カード内容)

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【日常的な取り組み】
そうじアドバイスタイム」の設定と継続
活 動 の 流 れ 留 意 点 な ど
1 一人一役のそうじ担当場所ごとに分かれる。
一人一役の担当を明確にしておく。
2年3組 そうじとうばんひょう 【 10 月 】
ばしょ し ご と とうばん
きょうしつ 「そうじき」で,ゆかのごみをぜんぶすいとる。    
ごみがすいとりやすいように「そうじき」をうごかしていく。    
ごみばこのまわりをきれいにして,ごみをまとめる。すてる。    
こくばんをぞうきんできれいにする。みぞもきれいにふく。    
つくえのうえをぞうきんできれいにふきとる。    
てーぶるのうえをぞうきんできれいにふきとる。    
たなのうえをぞうきんできれいにふきとる。    
ろっかーのなかをぞうきんできれいにふきとる。    
「みにほうき」で,ごみをきれいにとる。つくえといすをはこぶ。    
「みにほうき」で,ごみをきれいにとる。つくえといすをはこぶ。    
「みにほうき」で,ごみをきれいにとる。つくえといすをはこぶ。    
「みにほうき」で,ごみをきれいにとる。つくえといすをはこぶ。    
「みにほうき」で,ごみをきれいにとる。つくえといすをはこぶ。    
ゆかのよごれているところをみつけて,ぶらしとぞうきんでしみをとる。    
ゆかのよごれているところをみつけて,ぶらしとぞうきんでしみをとる。    
べらんだ ほうきでごみをきれいにあつめてとる。    
せいりせんとんをする。まっとをきれいにする。    
げたばこ くつばこのくつをぜんぶだして,ろっかーのなかをぞうきんできれいにふきとる。    
くつばこのくつをぜんぶだして,ろっかーのなかをぞうきんできれいにふきとる。    
ながしば かなあみのごみをとり,たわしできれいにあらう。    
ひろいながしばを,せっけんはつかわないでたわしでちからをいれてみがく。    
ながしばのしたを,ぞうきんできれいにふきとる。てーぶるのせいとんをする。    
ぎゅうにゅうぱっくのせいとんをする。せまいながしばをちからをいれてみがく。    
2 それぞれ前の掃除場所のそうじの仕方について話し合う。
これまでの掃除の仕方についての気付きを自由に出させる。
3 「そうじアドバイス表」を作成する。
作成の時間を保障し,掃除の順番だけではなく,気を付けることやアドバイスを書き加えるようにする。
  





4 次の月のそうじ担当者にそうじアドバイス表を送る。
 【掃除アドバイスタイム】
次の担当者へ,それぞれの思いをそえて手渡すようにさせる。
アドバイス表を作成する時間がなかなかとれない場合は,アドバイス表を作成する時間を省き,話し言葉によるアドバイスタイムにすることもある。
5 新しい掃除場所のアドバイス表を確認し合う。 
担当場所を責任をもってやり遂げることができるように励ます。
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《資料@》  1学期用(個人用)  ピッタリ・そうじがんばりカード

《資料A》  2学期用(クラス用) バッチリ・そうじがんばりカード

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《資料B》  3学期用(個人用) すばやく,きびきび,そうじプロがんばりカード

《資料C》 そうじプロ認定書
 
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6年生とのそうじ反省会の様子
 6年生は,教室に2名来た。2年生の子どもと一緒に掃除をしながら,掃除の仕方について気付いたことなど,いろいろな声掛けをしていた。学級の子どもは,いつもと違う雰囲気を楽しむかのように,素直に聞いて嬉しそうに取り組んでいた。
 掃除の後は,毎回「反省会」を設定した。6年生からは,みんなが「掃除プロ」になるために,よかったこと(◎),もう少しがんばってほしいこと(△)を柱に,気付きや感想を言ってもらった。
  ◎取り掛かりが早くていい。
  ◎全員,口を結んでよく掃除をしていたので感心した。
  ◎いつも,時間内に終わるのがとてもよい。
  ◎後始末までしっかりできている。
  △もうすこし,早く動けるとさらによい。
(3学期のめあて・「素早く動いて掃除をしよう」へつなげる)
 
 反省会の後,黒板の前の「バッチリ・そうじがんばりカード」(資料A)に6年生が結果を記録するときは,人だかりができた。みんな結果が気になるらしい。
 全ての項目に◎がつくと,一斉に歓声が上がった。成就感や達成感を味わうことができた瞬間であった。達成感や成就感を味わわせるところまで指導していくことはとても大切であることを実感した。
 今回,来た6年生の一人が,運動会のときの,同じ組の団長だったこともあり,6年生のアドバイスに親しみ深く聞き入り,よりよい掃除になるように取り入れていく姿がとても印象に残った。

【反省会の様子】
【お礼を言う2年生】
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帰りの会での活動 「3分間ゴミ拾い」 (毎日の設定)
活動の流れ 留意点など
自分の担当場所を設定した「3分間ゴミ拾い」をする。
毎日の帰りの会のプログラムの中に「3分間ゴミ拾い」を位置付けて継続して行わせる。
集めたゴミは,まとめてゴミ箱に捨てる。
学期の重点的なめあてを意識させる。
               めあて:自分の持ち場をしっかりと・・・口を結んで・・・素早く・・・など
手洗いに行く。(石けんで洗う)
教師の感想を聞く
毎回の活動の中で,よく頑張っている子や,全体的な向上について称賛する。




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帰りの会での活動 「そうじ大賞をあげよう」(月1回の設定)



〈活動の流れ〉
@ 1か月の中で,特によく毎日の掃除やゴミ拾いを頑張っていたと思う友達の名前を「そうじ大賞おすすめカード」に書かせます。頑張りの様子や理由まで書かせるようにしましょう。

A 「そうじ大賞おすすめカード」は,掃除大賞チームの子どもに休み時間を利用させて集計させます。掃除大賞チームは輪番制にするとよいでしょう。

B 次の日の帰りの会で掃除大賞チームから,大賞を発表させ,みんなで称賛し合います。
【そうじ大賞おすすめカード】
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【指導を広げるために】
 
 学級通信で,学校での取り組みや児童のがんばりや成長を伝えます。時には,困っていることや家庭に協力をお願いしたいことを伝えることも必要です。
 そうじについては,家庭と学校とではやり方等に違いはあるものの,学校と家庭がそうじの大切さを確認し合うことはとてもよいことです。
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