あいさつ 年間計画に戻る
【道徳の時間での取り組み】
1 主題名    あいさつ 【2−(1)礼儀】 指導案
2 資料名   『あいさつがきらいな王さま』  出典:『どうとく2年 あすをみつめて』 日本文教出版
3 ねらい
  あいさつは周りの人だけでなく,自分の心も明るくすることを知り,気持ちよくあいさつをしようとする意欲を高める。 
4 本時の展開
学習活動 主な発問(○)と児童の反応(・) 指導上の留意点
あいさつについて考える。
あいさつはした方がいいかな。また,それはなぜかな。          
したほうがいい。
気持ちがいいから,元気が出るから,ほめられるから
しなくてもいい
面倒くさいから,はずかしいから
今までの生活を振り返らせることで,資料への意欲を高める。
「あいさつはした方がいい」という考えだけでなく,子どもたちの本音の部分も明らかにする。
資料「あいさつがきらいな王さま」(前半)を視聴し,王様の気持ちについて話し合う。
・おふれを出したとき
・国中が暗くて寂しい国になったとき
王様は,どんな気持ちからおふれを出したかな。
・毎日,朝から晩までたくさんの人にあいさつをされてうるさかったから
・あいさつがなくなってすっきりするから
大型紙芝居を使いながら,教師の語り聞かせを行う。
王様の顔とせりふを提示し王様の気持ちを話の筋にしたがって考えさせる。
・牢屋から歌が聞こえてきたとき
「おかしい,なにかおかしい」と考え込んだ王様はどんな気持ちだったかな。
・あいさつは,した方がいいかな。しない方がいいのかな。
・わしは,あいさつが嫌いだったはずなのに,どうして歌いたくなったのかな。
うっかりあいさつをしてしまった王様は,どんな気持ちかな。
・あっ,言ってしまった。
・おふれを出して,悪かったな。
・これからは,あいさつをしよう。
・あいさつは気持ちがいいな。
・わしが,間違っていた。
王冠をかぶって役割演技をすることで,葛藤する王様の気持ちに共感させる。



あいさつは,自分や周りの人の気持ちを良くさせることに気付かせる。
資料後半の話を聞く。
今,前みたいにあいさつが嫌いかな。
・あいさつをする王様になってる。
・あいさつが好きな王様に変身してるよ。
あいさつを嫌っていた王様と今の王様の気持ちの変化を押さえる。
王様へ手紙を書く。
あいさつが嫌いだった王様に手紙を書こう。「私はこうするよ」と思ったことがあったら,王様に教えてあげましょう。
児童の思いを十分に書かせるために,時間を確保する。
【児童ワークシートより】
おうさまは,あいさつがきらいだったけどすきになったからよかったね。こころがあったかくなってよかったね。わたしは,こうするよ。わたしはあいさつがすきだから,あいさつするよ。

おうさま,あいさつができるようになってよかったね。わたしだったら,あいさつはいつもするよ。ともだちが,わたしにあいさつをしてくれたらうれしくなるよ。


おうさま,さいごにあいさつしたのはよかったけど,これからもあいさつをやめたらいけないよ。わたしだったら,いつもあいさつするよ。


おうさま,わたしだったらこうするよ。わたしだったら,きちんとあいさつするよ。だって,あいさつはたいせつなことだから。


教師の話を聞く。
あいさつが上手なお友達がいるよ。
先生が,あいさつをされてうれしかったときのことを紹介するよ。
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【学級活動での取り組み】
学級活動での実践
題材名 『あいさつはこころのリボン』(こころのノートを活用 pp.32〜35 )
活動内容 指導上の留意点
日ごろの自分たちのあいさつの様子を振り返る。
登校時のあいさつの様子をビデオで見せ振り返らせる。
あいさつをしたとき,されたときの気持ちを発表する。
あいさつをしたとき,されたときの気持ちを発表せることにより,あいさつは自分や相手の気持ちを明るくすることができることに気付かせる。
じょうずなあいさつができるようになろう
相手に気持ちを明るくするあいさつの方法を話し合う。
・いつしたらいいか考える。
・2人組でやってみる。
・心のノートを見て,自分たちが話し合ったことと比べてみる。
1日の生活を振り返らせ,いつ,どんなあいさつがあるのかを考えさせ,いろいろなあいさつの言葉があることに気付かせる。
実際にあいさつをさせながら,声の大きさや視線など相手を明るくさせる上手なあいさつの仕方を身に付けさせていく。
心のノートの「あいさつはこころのリボン」を見せ,話し合いで出されたことと重なる部分があることに気付かせ,自分たちで考えることができたことを称賛する。
これからどんなあいさつを心掛けていきたいかカードに記入する。
「じょうずにあいさつできたかな」の頑張り表を見せ,上手なあいさつをやってみようというきっかけを作る。
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【日常的な取り組み】
朝の会,帰りの会での実践
さようなら!げんきっ子コーナー (1〜3学期)
活動の流れ 留意点など
今日一日の中で,あいさつをすることができたか振り返る。
あいさつができたら,挙手させる。
今日の自分のあいさつの様子について「がんばりカード」に記入(シール)する。
一日の中であいさつすることができたか振り返らせることで,あいさつに対する意識を高める。
あいさつをできた子は,みんなで称賛する。
「がんばりカード」に記入させることによって,明日はもっと頑張ろうという意欲をもたせる。
<「あいさつがんばりカード」と帰りの会の進行マニュアル>
【あいさつがんばりカード】
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掲示の工夫
ポスターの掲示
・教室の出入り口や廊下にポスターを掲示して児童にあいさつへの意識をもたせる。

学級通信による家庭への啓蒙
 参観日に授業をしたり,学級通信で保護者に呼び掛けたりして,子どもがあいさつをするように家庭にも協力をお願いしましょう。
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