本時の目標
クイズ(表現編)作りの学習活動に積極的に取り組むようにさせる。
「自転車操業」「倒産」「収支決算」などの経済に関する語句が,文脈の中でどのような意味で用いられているか正確にとらえさせ,語句を選んだ筆者の意図を理解させる。
筆者独特の用語の使い方に気付き,辞書的な意味との違いを理解させる。
指導の実際(3/5時)
   板書    授業風景


学習活動 指導と評価



 前時を振り返り,クイズを分類する。




 本時の目標を知る。
前時に各班で作ったクイズを提示し,内容に関するものと表現に関するものとに分類させることで,文章の表現の特徴を意識させる。
【評価】 クイズの問いかけを根拠に,クイズのタイプを考えて発言している。
語句の使い方の面白さに着目したクイズに注目させて,表現(言葉)に関するクイズを作ることを確認させる。



 例題を基に,クイズを作る。
クイズ例を参考にさせ,問いかけ方を確認させる。〔〜とはここではどういう意味でしょう?〕
【授業の様子−動画−】
辞書の意味とは異なって用いられている筆者独特の表現を例に挙げ,ほかにも同じようなものがないか探させて,クイズを作らせ【ワークシートB】に記入させる。
作業に戸惑っている生徒には,初読の感想プリントや前時のワークシートを参考にさせる。
【評価】 巧みな比喩表現に気付き,意欲的にクイズを作っている。
 クイズの答えを考える。
数名の生徒に作ったクイズを発表させ,その答えを本文中の言葉を使ってワークシートに記入させる。
作業に戸惑っている生徒には,友人と相談する時間を与える。また,答えを数名の生徒に発表させ,他の生徒の参考にさせる。
【評価】     文脈の中における語句の意味をとらえ,文章中の言葉を用いてクイズの答えを書いている。
取り上げられた表現を整理し,筆者がそのように表現した意図を考える。
詩の授業の際に学習した比喩表現(たとえ)という言葉を振り返らせる。
筆者になったつもりでワークシートに記入させることで,比喩表現を多用した意図を考えさせる。
作業に戸惑っている生徒には,書き出し〔私が比喩表現をたくさん使ったのは,〜〕を示し,それに続けて書くようにアドバイスする。
【評価】 表現の効果について触れながら,語句を選んだ筆者の意図を書いている。
終末  次時の学習を見通す。
本時の導入の際に分類したことを振り返らせ,内容に関するクイズについて学習することを伝える。
 

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