不安を和らげる支援 個人の活動を見守る姿勢が必要になります。
  ○できるだけ,本人のやりたいことをさせましょう。
また,活動も普段と違ってきがちになります。
ゆっくりしたペースになったり,割と強い言葉を発したり・・・
  ○本人のペースに寄り添う姿勢をもちましょう。
実践の紹介
  上記のような配慮をしながら,適応指導教室では子どもたちとかかわっています。
活動の様子や活動のねらい,配慮したこと,子どもたちの作品,見られた効果などです。
《すること》 【ねらい】
  ○雑誌から気に入ったものを切り取る。 ・・・
自己決定。
  ○自分で貼る。 ・・・
再構成の過程での気持ちの統合。

[配慮したこと]
  ○時間をたっぷり与える。
  ○できあがるまで,話し掛けない。

<見られた効果>
  ○すっきりした表情になった。
  ○自分から貼ったパーツについて説明した。
個人でつくるコラージュ
《すること》 【ねらい】
  ○ビーズをひもに通す。 ・・・
達成感を感じさせる。
  ○気にいった形にする。 ・・・
本で自分の好きな形を選ぶ。

[配慮したこと]
  ○手先の器用な子にさせる。
  ○たくさんの色のビーズを用意する。

<見られた効果>
  ○できあがりを指導者に見せに来た表情が明るかった。
  ○人の作品との違いを比較しないで自分らしさを受け入れていた。
個人で作ったビーズ作品
《すること》 【ねらい】
  ○折り紙を折る。 ・・・
達成感を感じさせる。
  ○いくつかのパーツをつなぐ。・・・好きな形を創造する。

[配慮したこと]
  ○すぐにできるものや難しいものの折り方の手本を用意する。
  ○アドバイスを与えないで,試行錯誤を見守った。

<見られた効果>
  ○できあがりを見て欲しいのか,出来上がりごとに見せに来た。
  ○難しいものへ挑戦するようになった。
個人で作った折り紙作品