数量関係の理解を深める授業づくり 
普段の授業に取り入れよう,条件不足の問題と図の利用!
<研究担当から>
 5年生になると,割合の学習が始まりますが,そこでつまずく子どもたちが非常に多いということを感じられる先生も少なくないはずです。それは,数量関係を把握する力が十分付いていないことが原因の一つとして考えられます。具体物,半具体物を使った操作はもちろんですが,量感が育ちつつある段階で,絵や記号に置き換えて表したり,その関係を図に表したりする活動を十分に取り入れていく必要があります。
 そこで,本研究では,子どもたちがつまずきやすい割合の考えに焦点を当て,低学年段階の素地的学習から,条件不足の問題提示と,系統的な図の利用を取り入れ,数量関係の理解を深めることで,割合の考えの効果的な育成を図る手立てを提案します。
研究テーマ
数量関係の理解を深めさせる算数科学習指導の研究
―条件整理の必要な問題の提示,段階的な図の利用を取り入れた学習を通して―
研究情報の発信
 「佐賀っ子学力向上プラン 小学校算数編」 
研究スタッフ
研究担当 古川 敏博 (佐賀県教育センター所員)   稲富 浩   (循誘小学校)
       松尾 明太 (六角小学校)            柴戸 和貴  (春日北小学校)