事例から考える 
心によりそい,心の支えとなるために
<研究担当から>
 学校や学級という集団へうまく適応できない子どもたちへの対応や支援の在り方が,今,学校では重要な課題の一つとなっているのではないでしょうか。
 教育センターで行っている相談面接では,保護者と子ども,それぞれの状況に応じて個別にかかわっています。そうしていく中で,子どもは徐々に自分の思いを表現できるようになり,保護者も心的負担から少しずつ解放され,そのことが子どもにもよい影響を与えるようになります。こういうことから,子どもへの支援と同時に,保護者への支援も大切だと感じます。
 そこで,本研究では,相談事例をもとに,学校で行える,子どもや保護者へのよりよい支援の在り方を探り,先生方に示していきます。それが,集団不適応を示す子どもの,学級や学校への適応につながっていくことを願っています。
研究テーマ
集団不適応を示している児童・生徒や保護者への支援の在り方の研究
―教育相談事例を通して―
研究情報の発信
 学校で行える,集団不適応の子どもや保護者へのより有効な支援を考えるヒント,またそれに関連して,カウンセリングの基礎的な理論や技法について,We上で発信します。
研究の実際はこちら  
研究スタッフ
研究担当 田中 晴子  山中 加寿美  (佐賀県教育センター所員)