未来へのハッピーパスポート 11月29日(金)実施
1 特徴 将来について考えていることを表出しやすいようです。
2 ねらい 自己理解(未来の自分を想像することから,現在の生き方・在り方に気づき,今後の生き方,在り方を考える。)
3 所要時間 25〜30分
4 準備 ワークシート  ●ふり返りシート
5 展開
活動内容(指示) 留意点
インストラクション
未来のことを考えたことはありますか。たとえば,みなさんの10年後は,24〜5歳です。結婚して,お父さん,お母さんになっている人もいるかもしれません。これから10年後,「こうなっていたらいいな」とか「こんなことをしたいな」とか夢をイメージしてみて下さい。そして,「なりたい未来の自分」をワークシートに書いて下さい。また,そうなるためには今どんなことが必要かを考えて,10年後の自分から,今の自分に激励のメッセージを書いてみましょう。
先生の場合は,今団地住まいなのでマイホームを建てることと,家族で海外旅行に行くことが夢かな。先生は,10年後には,実家にかえって,両親と同居し,8人家族。子どもは,上から,社会人,大学生,高校生,中学生。苦労しているのは,子どもの学費。メッセージとしては,「今から,少しは親孝行をしておこう」あるいは「旅行や学費に備えて貯金をしておこう」といったことを考えました。
ワークシートに書く内容の例をあげておく。
導入の部分は少し丁寧に説明しておいた方がよい。
教師が自己開示的にデモンストレーションしてみて,子どもを安心させる。未来をいいイメージでとらえらえるように教師の夢を中心に語る
エクササイズ
では,今から15分ほど時間をとりますので,始めて下さい。
シェアリング
だいたい終わったでしょうか。10年後のことを書いてみて,今はどんな気持ちかな。ふり返りシートに書いてみて下さい。
書き終わったら出して下さい。
(ふり返りシートから紹介したいコメントがあれば名前を伏せて紹介する)
感想を言える生徒がいれば言ってもらう。
まとめ
いろいろなことを考えてくれているんだなと思いました。ひとつひとつの夢を大事にしていきましょう。
6 子どもの感 想から
「未来が来たー」という感じ。
実際,10年後はどうなっているのかなあと思いました。
7 気付き
きつく感じる子どももいるのではと思っていたが,進路あるいは家族などについて,子どもたちが日頃考えていることが,いろいろな形で表現されており,実施してみてよかったと感じました。
「将来は?」という具合に漠然とではなく,このように具体的な数字(10年後)をだして考えると,少し現実感がでてくるようです。「5年後」ぐらいで書かせてみてもいかもしれません。