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●不注意優勢タイプと多動・衝動性優勢タイプの2種類があります
不注意優勢タイプとは、動き回ることはないけれども、人の話を聞いておらずにボーっとしている、持ち物をよく忘れたりなくしたりする、ちょっとした刺激にも気が散ってしまう、うっかりしたミスが多い、段取りよく課題を進めることが難しい、日課に沿った生活が難しいといった特徴のあるADHDです。

多動性・衝動性優勢タイプとは、席にじっと座っていることが難しい、急に走り出したり人の話が終わらないのに答え始めたりする、じっとしているのが苦手でいつも体のどこかを動かしている、順番を待てない、遊びのルールが守れず友達との遊びが長く続かない、といった特徴のあるADHDです。

これらのタイプは、単独で見られることもありますが、2つの特徴が同時に見られる混合タイプを示す子もいます。
●原因として、中枢神経系に何らかの機能障害があると推定されています
ADHDは脳の神経生理学的な状態によって起こる(情報を伝える際に必要な、神経伝達物質の分泌に問題がある)といわれています。最近の研究では、脳の前頭葉(自分の行動を抑制するといわれる)という部分の機能が低下しているという報告があります。
●集団場面で特に困難なことが多くなります
1対1で対応している場面では、課題にうまくのれることがありますが、集団の場面になると様々な問題が見えてくることが多いものです。言動が衝動的なことから対人関係のトラブルが起こったり、学級全体に向けた指示が理解できないことから、集団での活動に遅れてしまったりします。集団から飛び出してしまうケース等では、周囲の子どものその子に対する評価が悪いものになってしまうこともあるようです。

   

 
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