平成23年度佐賀県小・中学校学習状況調査Web報告書

Web報告書もくじⅣ 教師意識調査の結果の分析


教師意識調査の結果の分析
                                                       教師意識調査の全てのグラフ
5 学校組織のマネジメントに対する意識

教育活動の具体的な内容についての学校の方針を理解していると回答した教師は9割を大きく上回っている。[図1]

教育活動の具体的な内容についての共通理解が図られていると回答した教師は9割を大きく上回っている。[図2]  

  この節では、教育活動方針の理解、方針や内容についての共通理解について問うことにより、教師の学校組織のマネジメントに対する意識を把握する。
   
「あなたは、学力向上や生徒指導など教育活動の具体的な内容についての学校の方針を理解していますか」について
 
「理解している」「どちらかといえば理解している」と回答をした小学校教師の割合は99.5%であり、同じ回答をした中学校教師の割合は98.0%である。小学校と中学校のほとんどの教師が、学力向上や生徒指導など教育活動の具体的な内容についての学校の方針を理解していることが分かる。[図1]
   
「あなたの学校では、教育活動の方針や具体的な内容について、学校全体で共通理解が図られていると思いますか」について
 
「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と回答をした小学校教師の割合は96.1%である。同じ回答をした中学校教師の割合は小学校に比べるとやや低いが、89.8%である。小学校と中学校のほとんどの教師が、教育活動の方針や具体的な内容について、学校全体で共通理解が図られていると思っていることが分かる。[図2]
   
これからの指導に向けて
  学校組織マネジメントに対する意識との関連
指導法の改善、充実を図るためには、学校全体で取り組むという各教師の意識を高めていくことが大切であり、学校組織マネジメントの充実は不可欠である。今回の調査結果を、県全体として学校組織マネジメントの視点から見た場合、おおむね良好であるといえる。これは、教師集団が目的を共有化しており、教師間の連携・協働体制が有効に働き、学校全体で教育に取り組む風土が醸成されていることの表れであると考えられる。

最終更新日:  2011-10-07