図3 「教師による指導を通して確実に学習内容を身に付けさせる場面とグループ活動やペア活動の形態を取り入れ、生徒の学び合い活動を通して学習内容を身に付けさせる場面を意識したメリハリのある授業を行っていますか」の回答の割合(経年比較)
「多くの単元で行っている」「半分程度の単元で行っている」と回答をした小学校教師の割合は73.1%である。これに対し、同じ回答をした中学校教師の割合は54.6%である。小学校は中学校に比べると、教師による指導を通して確実に学習内容を身に付けさせる場面と、グループ活動やペア活動の形態を取り入れ、生徒の学び合い活動を通して学習内容を身に付けさせる場面を意識したメリハリのある授業を行っている教師の割合が多い。
経年で比較すると、小学校では、「多くの単元で行っている」と回答した教師の割合が年々増加しており、「半分程度の単元で行っている」と回答した教師の割合と合わせてみても、増加する傾向にある。中学校で「多くの単元で行っている」「半分程度の単元で行っている」と回答した教師の割合を見ると、平成24年度が最も高い割合を示しており、平成23年度と比べ5.5ポイント上回っている。中学校においても、メリハリのある授業を行っている教師の割合が増加する傾向が見られる。[図3]
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図4-1 「グループ活動やペア活動の形態を取り入れ、児童・生徒の学び合い活動を通して学習内容を身につけさせる場面を意識した授業を行っている頻度」と教科別正答率(小学6年生)
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図4-2 「グループ活動やペア活動の形態を取り入れ、児童・生徒の学び合い活動を通して学習内容を身につけさせる場面を意識した授業を行っている頻度」と教科別正答率(中学3年生)
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この設問においてAグループとBグループの教科別平均正答率を比較すると、小学校では、6教科中5教科においてAグループの平均正答率が高くなっている。中学校では、全ての教科においてAグループの平均正答率が高くなっている。[図4-1][図4-2]
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