本研究では、学習状況調査から見える課題の解決を目指した授業改善策を探ります。
中学校社会科における課題とは、基礎的・基本的な知識や概念を習得させながら、思考力・判断力・表現力を育成することです。その解決ために、平成25・26年度のプロジェクト研究における「意思決定を取り入れた討論型の学習」を基にした単元づくりについて紹介しています。「意思決定を取り入れた討論型の学習」では,社会的な問題に対して意思決定を迫り、習得した知識や概念を活用させ思考や判断を促します。また、生徒の考えを引き出し共有させ、多面的・多角的に考察し公正に判断させるとともに、適切に表現する能力と態度を育てることを目指しています。 |