過程 |
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指導上の留意点(○)、評価規準と評価方法(◇)
算数的活動(◎) |
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つかむ |
[問題]
下の表は、佐賀県・長崎県・熊本県の面積と人口を表しています。 1kuあたりの人口を考えて、こみぐあいを比べましょう。
※ 小数第2位を四捨五入して小数第1位までに表 して比べましょう。
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面積(ku) |
人口(万人) |
佐賀県 |
2439 |
85 |
長崎県 |
4105 |
143 |
熊本県 |
7405 |
181 |
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○ |
面積や人口を予想させながら提示できるように、表の数値が見えないようにしておく。 |
○ |
単位量あたりの大きさに表すことは、新しい量の大きさを見いだしていることに気付かせるために、まずは、人口だけの大きさを比較させる。 |
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○ |
混み具合は、人口と面積の割合であるために簡単に比較できないことをおさえ、混み具合について予想させる。 |
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1kuあたりの人口を求めて、混み具合ランキングをつくろう。
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見通す |
2 |
解決の見通しをもつ。
・ 面積を単位量あたりの大きさにして求める。
・ 人口の単位(万人)を人にして計算しなければ
いけないことを考える。
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○ |
面積を基準にして人口を求めた方がよいことをおさえるために、1時目の学習を想起し、1kuあたりの人口を求めることを理解させる。 |
○ |
単位が万人になっていることに気付かせ、単位を人にして計算した方がよいことをおさえる。 |
○ |
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○ |
小数第2位を四捨五入して,小数第1位までに表して求めることをおさえる。 |
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自力解決 |
3 |
自力解決をする。
《予想される児童の考え》
佐賀県 850000÷2439=348.5
長崎県 1430000÷4105=348.4
熊本県 1810000÷7405=244.4
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◎ |
式だけではなく、言葉や数直線もノートに記入させ、なぜその式が立式できるのか、何を求めているのかも記述させる。(ア) |
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学び合い |
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○ |
自分の考えを説明する際には、ノートを示しながら説明させる。 |
○ |
よく分からないところは、お互いに質問し合わせる。 |
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5 |
解決方法を発表し、全体で話し合う。
・
全体の場で考えを説明し合って共有する。
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≪児童が実際にノートにかいた考え≫ |
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○ |
式と答えだけではなく、言葉や数直線も関連付けながら説明させる。 |
○ |
人口密度を求めるときは、単位を人で出した方がよいことを理解させるために、人口密度を万人のまま計算すると、小数になり比較しにくいことを確認する。 |
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○ |
1kuあたりの人口を人口密度ということを教える。 |
○ |
単位量あたりの大きさで表すことは、新たな量を見いだしているということを感じ取らせるために、自分の予想とどうだったかを振り返り、佐賀の面積と人口は全国で42位だが、人口密度になると、15位であることを知らせる。 |
◇ |
人口密度の意味とその求め方を理解している。
【数量や図形についての知識・理解】[観察、ノート] |
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まとめる |
6 |
本時の学習をまとめる。 |
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1kuあたりの人口を人口密度という。単位量あたりの考えをつかって表されている。
人口÷面積=人口密度
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7 |
身の回りから単位量あたりの大きさで表されているものを見つける。
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8 |
本時の学習で学んだことを算数日記に書く。 |
≪児童が実際に書いた算数日記の例≫ |
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○ |
人口密度についてまとめ、単位量あたりの考えで表されていることを確認する。
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○
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活動が停滞している児童には、学び合いの段階で出てきた図や数直線を参考にして、わり算で求められることを理解させて取り組ませる。 |
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○ |
身の回りで単位量あたりの大きさで表されているものがあることに気付かせるために、地図帳などを使って調べさせる。(イ) |
◇ |
身の回りの単位量あたりの大きさが使われている場面に関心をもち、進んで見つけようとしている。
【
算数への関心・意欲・態度 】[観察、ノート] |
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○ |
授業で分かったことや、友達の考えでよいと思ったこと、さらに知りたいと思ったことなどを書かせるようにする。 |
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