過程 |
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指導上の留意点(○)、評価規準と評価方法(◇)
算数的活動(◎) |
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つかむ |
[問題]
ここに、全部の重さが1sの針金があります。この針金は、全部で何mあるかを知りたいと考えています。
かずやさんは、単位量あたりの大きさの考えを使って、針金全体のおよその長さを求めることができるのではないかと考えました。
この針金は、3mで15gでした。
この針金全体のおよその長さは、何mになりますか?
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○ |
問題場面を的確にとらえることができるようにするために、針金を提示しながら問題を理解させる。そして、針金をのばさずに全体の長さを求めることを理解させる。 |

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見通す |
2 |
解決の見通しをもつ。
《予想される児童の考え》
・1mあたりの重さは求めることができる。
・1gあたりの長さは求めることができる。
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○ |
問題文から分かる単位量あたりの大きさが、1mあたり の重さと1gあたりの長さであることに気付かせる。 |
○ |
単位をgでそろえることをおさえる。 |
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自力解決 |
3 |
自力解決をする。
《予想される児童の考え》
@1mあたりの重さをだして考える方法
15÷3=5
1000÷5=200
A1gあたりの長さをだして考える方法
3÷15=0.2
0.2×1000=200
B1人分の重さから、全体の長さを考える方法
1000÷15.=66.66・・・
3×66.66=199.98
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◎ |
1mあたりの重さか、1gあたりの長さを求めて、それを基に全体の重さが1000gであることに気付かせながら、針金全体の長さを考えさせる。(ア) |
○ |
どのようにして全体の長さを求めることができたのか、式だけではなく言葉や数直線もノートに記述させる。 |
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学び合い |
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◎ |
自分の考えを説明する際には、ノートを示しながら説明させる。(イ) |
◎ |
自分が、1mあたりの重さを求めて考えたのか、1gあたりの長さを求めて考えたのかを明らかにしながら説明させる。(イ) |
○ |
考えを深めるために、自分の考えと同じか違うかを意識させながら話し合わせる。 |
○ |
自分と異なる考えについては、ノートにメモをとらせる。 |
○ |
よく分からないところは、お互いに質問し合うように指示する。 |
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5 |
解決方法を発表し全体で話し合う。
・ 1mあたりの重さ、または、1gあたりの長さを
用いて問題を解決する方法のよさについて話
し合う。
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≪児童が実際にノートにかいた考え≫ |

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◎ |
図や式、言葉等を関連付けながら、1mあたりの重さを求めているのか、1gあたりの長さを求めているのかを明らかにしながら説明させる。(イ) |
◎ |
全体の長さが単位量あたりの大きさの何倍になっているかを理解させるために、数直線や式、言葉を関連付けて説明させる。(イ) |
○ |
単位量あたりの大きさを求めた後、全体を求めるためには、単位量あたりの大きさの何倍になっているかを考えればよいことを理解させる。 |
○ |
1000÷15と立式した児童の考えは、
「一人あたり」として考えていることをきちんと理解させる。 |
○ |
計算して出た数値は、およその長さを出していることをおさえる。 |
◇ |
単位量あたりの大きさを使って、針金全体の長さを考えている。
【数学的な考え方】[観察、ノート] |
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まとめる |
6 |
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本時の学習をまとめる。 |
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単位量あたりの大きさを基に、その何倍になっているかを考えることで、針金全体の長さを求めることができる。 |
7 |
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本時の学習で学んだことを算数日記に書く。 |
≪児童が実際に書いた算数日記の例≫ |
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○ |
単位量あたりの大きさを使うことで、全体の長さを求めることができることを確認する。
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○ |
授業で分かったことや感想これから気を付けたいことやさらに調べてみたいことなどを書かせるようにする。 |
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